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評・三浦瑠麗(国際政治学者・東京大講師)

『小泉進次郎 日本の未来をつくる言葉』 鈴木款著

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 父小泉純一郎氏のように、メディアに切り取りをさせない短いコメントを操る進次郎氏。テレビ上を流れてゆくその言葉は、情報化時代の申し子のようで、即時的にニュアンスを含めた立場表明が期待される現代社会を映し出している。だが、政治家としての彼はどうなのだろうか。いったい何を代表しているのか。

 日々の政局から距離を置いて進次郎氏を追いかけ、彼の「改革」とその進め方に焦点を当てたのが本書である。彼のカリスマよりも、考え方やリーダーシップに重きを置いている。進次郎氏の地味な活動と若手からの評価に焦点を当てているのは面白い。

 勢いよく掲げた改革案のすべてが通ったかといえば、まるでそんなことはない。国対政治や党内の合意形成に関する理解ももっと必要だろう。しかし、復興支援、農業改革、構想会議と政策志向の若手政治家や官僚を巻き込んできたことは確かだ。

 永田町政治から離れたチームワークの試行錯誤を見たとき、かつて制度改革に思いを燃やした自民党の改革派の次の波は、ここにしかないのかもしれないと思わされた。(扶桑社新書、830円)

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37669 0 書評 2018/08/27 05:21:00 2018/08/27 05:21:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180820-OYT8I50040-T.jpg?type=thumbnail

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