評・本郷恵子(中世史学者・東京大教授)

『寝ても醒めてもタカラヅカ!!』 牧彩子著

無断転載禁止
メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

キャプション別送り
キャプション別送り

 宝塚歌劇は、未婚の女性だけで編成された劇団である。宝塚と日比谷に専門の大劇場を持ち、団員を5組に分けて稼動させるという完成度の高い興行システムで、常時華麗なパフォーマンスを提供している。

 清く正しく美しく、夢と理想を思い切って盛りあげた世界に君臨するのは、女性が演じる男役のトップスター。時に燕尾服えんびふくをまとい、時に巨大な羽根飾りを背負って登場し、強烈なオーラを放つ。

 著者は、宝塚ファンが高じて宝塚関連の仕事をするようになり、ファン仲間の男性と結婚したという人生宝塚漬けのイラストレーター。タカラジェンヌのキャリア双六すごろくから、作品の構成、座付き演出家の特徴、ファンの生態にいたるまで、コミック・エッセイ形式の全方位的タカラヅカ・ガイドである。タカラヅカ愛にあふれながらも、その視線は意外に分析的でエッジがきいている。組織論として読んでも面白い。

 平凡社、1200円

53868 0 書評 2018/12/17 05:20:00 2018/12/17 05:20:00 キャプション別送り https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181210-OYT8I50024-T.jpg?type=thumbnail

おすすめ記事

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ