評・通崎睦美(木琴奏者)

『はじめての金継ぎBOOK』 ナカムラクニオ著

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絵解きなし ※外部著作権
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 旅先から戻ると、お気に入りのカップが割れていた。「犯人」である母は、悪びれる様子もなく「あんたが無事でよかった。カップが身代わりや」と言い放った。怒る気もせ、漆芸家の友人に金継ぎを依頼した。

 金継ぎとは、割れた陶器を漆で接着し、その継ぎ目に金や銀をいて装飾する修理方法。完全に割れたもののみならず、カケやヒビの繕いにも使う。金継ぎされた器でも国宝指定を受けている銘品がある。補修部分が器の趣を深くしているからだ。

 本著は、写真中心でたったの32ページ。しかし、扱いが簡単でかぶれない「新うるし」、「金・銀・貝粉」「薄め液」「耐水やすり」と、すぐに金継ぎを始められるキットが付いている。著者は、各地でワークショップも開催する。20代を中心に静かなブームの金継ぎは、「KINTSUGI」として海外でも注目されているそうだ。(光文社、3700円)

177233 0 書評 2019/01/28 05:20:00 2019/01/28 05:20:00 絵解きなし ※外部著作権 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190121-OYT8I50020-T.jpg?type=thumbnail

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