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    小説や書き下ろし、オリジナルの文庫などを紹介します。
    評・東えりか(書評家)

    『鯨分限』 伊東潤著

     時は幕末、紀州・太地では鯨の不漁が続いていた。16歳で本家の家督を継いだ太地覚吾は手痛い失恋を経験しながらも大人になっていく。先細る鯨漁を立て直そうと大坂、江戸、そして蝦夷えぞ地へと乗り込む。

     明治11年の「大背美流れ」という未曽有の海難事故まで幕末から維新の激動を鯨を通して描いていく。(光文社文庫、780円)

    2018年09月04日 05時25分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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