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途上国を席巻する中国製スマホ

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編集委員 東一真

 6.5インチ画面の比較的大型のスマホを使っています。「それはiPhone X(アイフォーン・テン)ですか」と聞かれたことが2度あります。「とんでもない、OPPO(オッポ)ですよ」と笑って答えると、2度とも聞いた人はキョトンとしていました。私の周りでOPPOを知っている人はいません。ましてや使っている人を見たことがありません。日本ではまだ無名です。それも当然で、中国の格安スマホのブランドなのです。

日本では無名だが…

 OPPOは、家電メーカーの広東歩歩高電子工業(歩歩高)が設立したスマホメーカーです。私は2003年から06年まで特派員として中国・北京に滞在していましたが、「歩歩高」はその当時から中国では有名で、テレビCMがよく流れていました。「ブーブーガオ」という社名の中国語音が今でも耳に残っています。

 さて、日本では無名なOPPOブランドですが、フィリピン、インド、アフリカ諸国など、途上国を中心に売れています。

 例えばフィリピン国内でのメーカー別の市場占有率(シェア)を見てみましょう。米調査会社IDCの発表した2020年第4四半期(10~12月)出荷統計では、OPPOが18%のシェアでトップです。2位のRealme(リアルミー)は、実はOPPOから分離したメーカーです。そして3位のvivo(ビボ)は、OPPOと同じく、「歩歩高」の傘下のスマホメーカーです。つまりフィリピンでは、中国・歩歩高グループのブランドが、過半のシェアを握っています。

アフリカでは何とNo.1

 フィリピンで4位につけるTranssion(トランシオン)ですが、これも中国ブランドです。「伝音科技」という深センに本社を置くスマホメーカーのブランドです。実は、私もこのブランドについてはよく知りませんでした。

 そして調べてみると、ちょっと衝撃的なことが分かりました。Transsionは、アフリカ大陸全体で約半分のシェアを握っているぶっちぎりに強いブランドだったのです。

 IDC統計(2020年第4四半期、以下も同じ)ではOPPOもアフリカでは7%のシェアを取っていますが、「伝音科技」のTranssionは48%のシェアを持っています。アフリカでNo.1ブランドなのですね。

 途上国・地域でのスマホのシェアを調べて、いったい何の意味があるのか――と思われるかもしれません。私は大きな意味があると感じています。

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1992043 0 シニアのための編集長コラム 2021/04/17 17:25:00 2021/04/19 14:24:24 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210409-OYT1I50066-T.jpg?type=thumbnail

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