ドライブレコーダー 画質・範囲が重要

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 あおり運転が社会問題化する中、車に搭載して事故やトラブルの様子を録画する「ドライブレコーダー(ドラレコ)」が注目されている。選ぶ際のポイントや使用時の注意点を調べてみた。(経済部 佐藤寛之)

車のトラブルしっかり録画

 ドラレコは、フロントガラスの上部などに取り付ける車載カメラだ。一般社団法人ドライブレコーダー協議会によると、2018年度の国内出荷は367万台で、17年度の約1.4倍に増えた。

逆光・夜でも鮮明

 同協議会の鳥塚俊洋副会長(56)によると、選ぶ際に重要なのは、万が一事故にあった時やトラブルに巻き込まれた時に、きちんと映像が撮れているかどうかだ。このため画質としては、フルハイビジョン(フルHD)の約200万画素以上が目安だ。左右の撮影範囲(水平画角)は100度以上が好ましく、交差点の入り口付近から交差点全体が映るようにする。

 相手のナンバープレートを読み取るには、逆光や夜間などでも鮮明に撮影できることが大切だ。HDR(ハイダイナミックレンジ)やWDR(ワイドダイナミックレンジ)などの画像補正機能が付いていると、明るい部分が真っ白になってしまったり、暗い部分が真っ黒になってしまったりするのを抑えることができる。

 事故などが起きた場合に時刻や位置を正確に記録するには、全地球測位システム(GPS)機能も重要だ。走行したルートや撮影された場所の情報があることで、証拠としての信ぴょう性も上がるという。

 鳥塚さんは「必要な映像が撮れていなければ意味がない。思っていた画質と違う場合もあるので、機能表示だけに頼らず、販売店で映像を確認したり店員に相談したりすることを勧める」と話す。

必要な映像 検討

 

 カー用品店「A PIT オートバックス東雲」(東京都江東区)によると、売れ筋は3万円台が中心で、前後の2方向が撮れるタイプが人気という。360度撮影できるタイプは横からの衝突事故も撮れる。どんな映像を必要とするか、あらかじめ検討しておきたい。

 ドラレコは、固定用の粘着テープなどで取り付ける。道路運送車両の保安基準で、設置場所は「フロントガラスの上部から20%以内」と定められている。シガーソケットに差せば使用できる。基本的にエンジンをかけると同時に電源が入り、メモリーカードに映像が記録され、容量がいっぱいになれば上書きされる仕組みだ。

 撮影時間はメモリーカードの容量や画質の設定などで異なる。メモリーカードには「書き込み可能回数」という寿命があり、書き込めなくなったら交換が必要だ。頻繁にドラレコを使っている場合、映像が記録されているかどうかを定期的に確かめた方がよい。

 走行中に衝撃や急ブレーキを検知する「Gセンサー」も、多くの機種に採用されている。前後合わせて30秒程度を日常的に録画しているファイルとは別のファイルに自動で保存する。

前後2方向を撮影できるタイプが人気だという(東京都江東区の「A PIT オートバックス東雲」で)
前後2方向を撮影できるタイプが人気だという(東京都江東区の「A PIT オートバックス東雲」で)

 東雲店でカーライフアドバイザーを務める帯川和樹さん(31)は「長時間残したい映像があれば、撮影後にメモリーカードを予備のものと入れ替えたりして保管する手もある」と話している。

 当て逃げや車上荒らしなどに備えて、駐車中でも録画できる機能もある。このタイプは、エンジンを切った状態でも、車への衝撃や動くものを感知して自動で録画を開始する。ただ、長時間にわたって録画すると車のバッテリーが上がりやすくなる場合があり、専用のバッテリーを取り付けるなど対策が必要だ。

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894523 0 特集 2019/10/20 05:00:00 2019/12/09 10:18:30 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/10/20191021-OYT8I50030-T.jpg?type=thumbnail

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