文字サイズ
    30代、40代女性の恋の悩みに、恋愛・結婚・人間関係コンサルタントの木村隆志さんがアドバイス。

    お断りとフェードアウトの連続。婚活が怖い……

    私が「何かよくないことをした」のだと思う

     もともと「たった一人のパートナーを選び合う」という意味で、婚活は難しいもの。すんなりと結婚に至る人より、失敗を重ねる人のほうが多く、私のもとには婚活の難しさを訴える相談者さんが後を絶ちません。

     今回の相談者・絵理さん(仮名、37歳)も、1年半の婚活で成果が得られず、すっかり自信を失っていました。

     絵理さん「婚活サイトで出会った男性(39歳)と2度食事して、『次は水族館に行こう』と話していたんです。でも、突然LINEで断られてしまって……。優しい感じの人で、将来のことも考え始めていただけにショックですし、婚活そのものが怖くなってしまいました」

     木村「どういうところが怖いと思いますか?」

     絵理さん「それまで楽しく過ごせていたのに、ある瞬間を境に突然シャットアウトされてしまうところですね。LINEのやり取りも、食事中の会話も相手のことを気づかっていたつもりですが、最後に会ったときに私が何かよくないことをしたのだろうと思います」

     木村「『何かよくないことをしてしまったから、印象が悪くなって関係をシャットアウトされた』と感じているんですね」

     絵理さん「見た目があまり良くないし、年齢もアラフォーなので、もともとお断りされやすいところがあるのは自分でもわかっています。でも、何度か会って笑顔で話していたのに、急に断られたり、フェードアウトされたりするのは、やっぱり精神的にキツイですね」

     木村「見た目や年齢以外で『私がよくなかった』と思うところはありますか?」

     絵理さん「自分ではよくわかりませんが、LINEや会話のやり取りも自信はないですし、しょっちゅう『こんな感じで大丈夫かな』と思ってしまいます。それと、婚活でうまくいかないことが続いているので、相手に合わせようとしすぎて、受け身になりがちなところはある気がします」

     木村「それらが原因でシャットアウトされてしまう、ということですか?」

    急にフェードアウトする人は確実にいる

     絵理さん「会っているときは笑顔で話していたのに、家に帰って数時間後に断りの連絡がきたり、LINEやメールをスルーされたりしたことが何度かありました。私が断られるようなことをしたのだと思いますが、『どうせ断るのなら会う前にしてくれればいいのに』と思ってしまうんです。本当に悲しい気持ちになるので……」

     木村「『断られるようなことをした』とか、『よくないことをした』とか、あまり考えすぎないほうがいいでしょう。実際そういうこともありますが、考えすぎて自分の行動をセーブすると、会話が盛り上がらないばかりか、心の距離は一向に縮まっていきません。食事などで会って話しているときも、心からの笑顔を見せられていないのでは?」

     絵理さん「そうかもしれませんね。『彼に合わせられているかな』とか、『嫌われるようなことはしていないかな』とかばかり考えてしまいますから」

     木村「彼だけでなく、私だけでもなく、『私たち二人が一緒に楽しもう』というスタンスでいられるといいですね。たとえば、ある話題を話すとき、『どう思いますか?』と尋ねて相手が答えたあとに、『私もそうです。一緒ですね』と共感するとか、飲食店でメニューを見ているとき『2品ずつ決めましょうか』と提案して一体感を出すとか」

     絵理さん「私はそういうのがうまくないんですよね。もっと意識しないと駄目なのかな」

     木村「意識するというよりも、常に二人の目線から考えるようにしておけばいいんですよ。それは結婚後の夫婦生活でも同じことなので、今のうちから癖をつけておきましょう」

     絵理さん「それができていれば、いきなり断られたり、フェードアウトされたりしなくなりますか?」

     木村「もちろん相手があり、個人差もあるので、なかにはそういう冷たいことをする男性もいるでしょう。ただ、絵理さんの言動がよくなかったから、断られたりフェードアウトされたりしたのではなく、単に相手の問題だったり、もともと相性が悪かったりというだけのことに過ぎません。多くの男女が参加する婚活では、そういう人がいるのは仕方ないですし、『相手を選ぶ』という気持ちが強くなると自分勝手になりがちなので、できるだけ気にしないようにしましょう」

     絵理さん「『私の相手は、たまたまそういう男性が多かった』と思っていいんですか?」

     木村「『たまたまそういう男性が多かった』のかもしれませんし、『絵理さん自身が失敗を恐れた結果、引き寄せてしまっていた』ところもあるでしょう。先ほど話したように、二人の目線から考えることで、長年一緒に過ごせるパートナーを見つけやすくなりますし、結婚観などの話もスムーズにできるなどのメリットが多いものです」

     絵理さん「そうですよね。私が早く結婚したくて、相手の顔色をうかがいすぎているところが多々あったと思います。でも、全然自信はないのに『早く結婚したい』という気持ちは変わりません。40歳が近づいてきてかなり焦っている気持ちもあります。何か早く結婚するためのコツがあったら教えていただけませんか?」

    ――婚活を怖がりながらも、早期の結婚という希望を持つ絵理さん。どんな方法が効果的なのでしょうか。

    2018年06月25日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    プロフィル
    木村 隆志   (きむら・たかし
    コンサルタント/コラムニスト。ティーンから中高年世代まで、幅広い年齢層の相談を受け続け、コンサル数は対面だけで通算2万組超。また、各メディアに毎月20本強のコラムを寄稿している。最新刊は『独身40男の歩き方』(CCCメディアハウス)。その他の著書に『40歳からはじめる 一生の恋人の見つけ方』(同文館出版)、『話しかけなくていい! 会話術』(CCCメディアハウス)、『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』(TAC出版)、『好感度がアップする プラスひと言会話表現605』(こう書房)、『友活はじめませんか? 30代からの友人作り』(遊タイム出版)などがある。
    大手町モールのおすすめ
    帆布鞄
    PR情報
    大手町モール
    ブランディア
    アーカイブ