新連載「パリの三つ子ちゃん×辻仁成の子育てエッセー」始まります!
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読売新聞オンラインは、2月から新連載「パリの三つ子ちゃん×辻仁成の子育てエッセー」の掲載を開始します。
「三つ子ちゃん」は、パリ在住のイラストレーター、ニコル・ランベールさんによる子育てマンガです。1980年代に登場したキャラクター。パリに暮らす小さな三つ子が起こすドタバタや、子供らしいびっくりするような発言がかわいらしい筆致で描かれ、日本でもかつて雑誌に掲載され、人気を博しました。
今回、このマンガを翻訳し、エッセーを寄せてくれるのは、パリ在住の作家・ミュージシャンとして知られる辻仁成さんです。辻さんは、パリでシングルファザーとして男の子の子育てに奔走する経験の持ち主です。パリの風景を織り込みながら、子育ての楽しさや難しさを、独特の優しいタッチで、エッセーにしていただきました。
これから始まる連載を前にお二人にコメントをいただきました。
ニコル・ランベールさん
「この『三つ子ちゃん』は、世界で長く愛されている作品です。日本でも雑誌連載や書籍化がされ、多くの人に愛されてきました。子育て中のみなさん、今、この瞬間の一つ一つを楽しんで!ゆっくりでいいのです。子供時代というのは短くて、子供を育てるということは、人生で最も楽しいことだというのを忘れないでくださいね」
辻仁成さん
「三つ子ちゃんたちが巻き起こすユーモラスな日常がワンシーンの中に微笑ましく描かれ、クスッと笑わせられたり。イラストも可愛いく色づかいもキレイで、三つ子ちゃんたちのやんちゃぶりに、自身の子育ての頃を重ねています。楽しい連載になりそうです」
作者プロフィル
ニコル・ランベール(Nicole Lambert) 1948年、パリ生まれ。美術学校を経てモデルとしてのキャリアをスタートし、その後、子供服やおもちゃのデザイナーとして働き始める。雑誌向けにイラストを描くなかで、1983年に『マダム・フィガロ』で「三つ子ちゃん(Les Triples)」の連載を開始。同作は人気を集め、世界で翻訳・販売される。日本ではフランス国外で初めて書籍化された。テレビ化もされ、近年は世代を超えて親しまれている。一男一女の母。
1959年、東京生まれ、パリ在住。作家。89年「ピアニシモ」ですばる文学賞を受賞。97年「海峡の光」で芥川賞、99年「白仏」のフランス語翻訳版「Le Bouddha blanc」で仏フェミナ賞・外国小説賞を日本人として初めて受賞。長男が小学5年生の頃から、シングルファザーとしてパリで子育てを行う。ミュージシャン、映画監督、演出家など文学以外の分野にも幅広く活動。Webマガジン「Design Stories」主宰。