「サラリーマン転覆隊」隊長  本田亮さん(62)(3)

無断転載禁止
メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

腹がよじれるほど笑える旅

 本田隊長率いる「サラリーマン転覆隊」の隊員たちは、本田が勝手に企画・立案した過激な旅になぜか喜んでついてくる。

 その一部始終を書いたアウトドア雑誌『BE―PAL』の本田の連載を読んでいると、それぞれのキャラクターが際立っていて、まるで漫画を読んでいる気分になる。

 メンバーは15人。本田の『紀元前サラリーマン転覆隊』(フレーベル館)によると、ゴルフをやらない、財形貯蓄には興味がない……「変人の磁石」がメンバーを引き寄せたという。

 「メンバーは面白いヤツを選んでいるんですね(笑)。転覆隊に入りたいというヤツは結構たくさん来るんです。『どうやったら入れるんですか』とか『僕は昔から体育会系で、運動ならものすごく自信があります』って言って来るんですけど、そういう人が来ると、『いや、君は向いてないかも知れないね』とか『危ないからやめた方がいい』と断ったりする。それで端っこの方で『僕、全然自信ないんで……』とか『運動音痴で怖がりなんで……』とか言っているヤツに『君は向いてるね』とか『ぜひとも参加しなよ』って言って、連れてくるんです(笑)」

サラリーマン転覆隊のメンバー(本田提供)
サラリーマン転覆隊のメンバー(本田提供)

 誤字脱字の天才・江戸テツ後藤次長、九州バンカラ男・チャーミー坂井部長、とにかくうるさいロックンローラー・雄叫(おたけ)びの西橋課長、物静かな転覆隊の良心・ノモ勝村社員……。本田は電通の同僚や部下を中心に、隊員を「1人としてキャラがかぶらないように」人選しているのだという。しかも、あだ名をつけることで、キャラクター設定する凝りようだ。

 「一緒に行って楽しいヤツ、ただただ(にぎ)やかっていうことではなくて、存在感がある……そういうヤツを見つけると、積極的に声をかけて引きずり込むようにしている。優等生でスポーツもできてというヤツがずらっと集まると、何も面白くないですから。やっぱり、事件が起きるよう仕組みたい(爆笑)。だから、そういうメンバーをあえて呼んでいるんです」

バトル後に乾杯 
バトル後に乾杯 
名物の鍋料理(ともに本田提供)
名物の鍋料理(ともに本田提供)

 事件が起きるよう仕組みたい? やはりメンバーは本のネタなのか?

 

 確かに男だけで行く旅は面白い。はた目を気にせず、バカができるからだ。

 「女人禁制ですからね(笑)。女性を入れると、その面白さはだんだん平均的になっていくんですよ……行き先が合議制になったり。それがないんです、転覆隊の場合は。行く場所、行く時、メンバーも僕が勝手に決めているから(笑)。それで来たいヤツだけ来いというと、みんな無理してやってくる。無理してやってくると、そこにまたドラマが生まれたりする(笑)」

1

2

3

31400 0 ライフ 2015/10/14 05:20:00 2015/10/14 05:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20151007-OYT8I50073-T.jpg?type=thumbnail

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ