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薩摩と縁、姫が持参とも 瀬戸の筍(岐阜県中津川市)

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 岐阜ぎふ県で「伝統野菜でんとうやさい」に認定にんていされている中津川市瀬戸なかつがわしせと地区の「瀬戸のたけのこ」は、サクラのくころから収穫しゅうかくが始まります。

収穫期を迎えた「瀬戸の筍」(4月16日、岐阜県中津川市で)=林陽一撮影
収穫期を迎えた「瀬戸の筍」(4月16日、岐阜県中津川市で)=林陽一撮影

 瀬戸の筍はモウソウチクの若芽わかめで、原産は中国。日本で食用にされるタケノコの多くがこの種です。

中津川市筍生産組合の出荷場では「瀬戸の筍」の直接販売も行っている
中津川市筍生産組合の出荷場では「瀬戸の筍」の直接販売も行っている

 瀬戸へは、苗木藩なえぎはんとしてこの地を治めていた遠山家と、この竹を植えていた薩摩さつま藩の島津家のつきあいから、江戸えど時代に伝わったと考えられています。一説には、幕末ばくまつに島津家から嫁入よめいりしたおひめさまが持参したともいわれています。

 長野との県境けんきょうにも近い瀬戸地区は、御嶽山おんたけさん火山灰かざんばいが積もり重なってできた土壌どじょうで、そこで育った瀬戸の筍はアクが少なくて肉厚にくあつ、やわらかい食感になるそうです。

 大正時代には近くの落合川駅で列車に積みみ、長野県松本市の市場へ運んでいました。現在げんざいは、中津川市筍生産組合31戸の農家が約25ヘクタールの竹林で栽培さいばい。昨年は収穫量の少ない「裏年うらどし」で20トンほどでしたが、「表年」の今年は50トン以上が見込まれ、出荷作業は5月上旬じょうじゅんまで続く予定です。

 手入れされた60アールの竹林で収穫していた田口芳彦よしひこ組合長(74)は、「びるのが早いので毎日、収穫との競争です」と笑顔を見せながら、「伝統のタケノコをぜひ味わってほしい」と話していました。(文・写真ともに林陽一)

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2015362 0 むかし野菜を訪ねて 2021/04/27 05:00:00 2021/04/27 19:00:36 2021/04/27 19:00:36 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210427-OYTAI50002-T.jpg?type=thumbnail

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