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    爆弾テロ想定し訓練…豊田スタジアム

    ラグビーW杯控え

    • ターニケットを使った止血の訓練をする救急隊員たち
      ターニケットを使った止血の訓練をする救急隊員たち

     来年開催されるラグビーワールドカップ(W杯)の試合会場となる豊田市の豊田スタジアムで10日、市消防本部が爆弾テロを想定した訓練を行った。今回は、手足を切断した負傷者に装着する救命止血帯「ターニケット」が初めて使われた。

     ターニケットは、帯で腕や太ももなどを強力に縛り、止血する医療用具で、戦場での応急手当てなどで使われてきた。米国では消防などに普及し、2013年に起きたボストンマラソンの爆弾テロ事件の際にも使われ、負傷者の救命に役立った。

     全国では、まだ導入例が少ないといい、豊田市消防本部は今年6月に130個購入した。9月までに約500人の消防職員が訓練を受け、今月からすべての救急車と指揮車に備えた。

     訓練には、消防職員をはじめ豊田署や医師会、看護学校の学生ら約160人が参加。サッカーの試合中に観客席で爆発が起こり、56人が死傷したとの想定で行われた。警察官が現場の安全を確認した後、救急隊員が駆けつけ、ターニケットの装着や避難誘導した。

     負傷者役を務めた豊田地域看護専門学校2年の安藤佑美さん(20)は「救急隊員が声をかけてくれて心強かった。けがをした人の気持ちなど多くのことを学ぶことができた」と真剣な表情で話した。

    2018年10月11日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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