覚醒剤認識の有無争点 340キロ所持 倉庫借り主きょう判決

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 名古屋市港区の倉庫で大量の覚醒剤が見つかった事件で、倉庫の借り主で覚醒剤取締法違反(営利目的所持)に問われた中国籍の中古車販売業フー・ナイクン被告(50)の判決が、14日に名古屋地裁で言い渡される。無罪を主張する被告側に対し、検察側は懲役10年、罰金350万円、覚醒剤没収を求刑。倉庫内のタイヤホイールに覚醒剤が隠してあったと被告が認識していたかが主な争点だ。

 起訴状では、フー被告は昨年10月、同法違反で起訴された台湾籍の徐正嘉被告(38)らと共謀し、倉庫内に覚醒剤約340キロ(末端価格約200億円)を営利目的で所持したとしている。

 検察側の冒頭陳述やフー被告の供述などによると、被告は台湾の「社長」の依頼で、倉庫を借りて輸入されたホイールを保管。粗悪品だったが、被告は倉庫を業者に警備させ、友人にも見張らせていた。

 事件は、徐被告らが覚醒剤をホイールから取り出す際、この友人が通報して発覚した。フー被告は当時、中国に滞在していた。

 検察側は「粗悪品の輸入や管理に手間をかけたのは、違法薬物の認識があったからだ」と強調。フー被告側は「ホイールが流通したら困ると思って警備を依頼した」と反論した。報酬についても、「300万円以上の利益を得た」(検察側)、「残ったのは10万円で大量の覚醒剤保管の報酬として安すぎる」(弁護側)と対立する。

 検察幹部は「倉庫を管理していた時点で所持は認定でき、認識も間接事実の積み重ねで立証は十分」と話す。弁護人の木戸章太弁護士は「覚醒剤との認識や共謀を裏付ける証拠もなく、無罪だ」としている。

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