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農福連携 新鮮野菜届ける 豊田で定期便

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 朝集荷した新鮮な野菜を、その日のうちに消費者へ届ける定期便「アグリカーゴとよた」が豊田市で始まった。詰め合わせ作業を知的障害者らが担当する農福連携の試みで、コロナ禍の巣ごもり需要もあり、定期便の利用者は徐々に増えている。

 「里芋は4個ずつ。大根は1本ずつお願いします」。生活就労支援施設「ジョイナスたかおか」(豊田市若林西町)の作業場では、毎週水曜午後、知的障害者ら数人が、その日に取れた野菜を箱詰めする。柑橘かんきつ類といった果物なども含め、十数種類の農作物を取り扱う。

 定期便を手がけるのは、稲沢市で運送会社を経営する浅野大輔さん。同社は元々、農家の販路拡大のため農産物を扱っていたが、顧客の農家から「農作業が忙しく、配送作業ができない」といった声があった。「農家を支援しつつ、生産者の顔が見える農産物を届けたい」と考え、豊田市が進める農福連携事業にもつなげようと、市内の福祉施設に協力を呼びかけた。

 参加した農家は豊田市の中山間地域を中心に約20人。浅野さんの会社の軽トラックが毎週水曜の早朝に集荷し、施設の作業場に運び込む。ジャガイモや白菜などを出荷している農業今枝稚加良さんは「自然栽培で、安全、安心の野菜作りにこだわっている。お届け先の反応を教えてもらえるので、もっとおいしい野菜を作ろうと励みにもなる」と話す。

 当初の利用は10件ほどだったが、口コミなどで広がり、現在は30件程度に増えた。定期便を利用する同市、パート従業員石橋いつかさんは「新鮮さが違う。旬の野菜を中心におまかせで、どんな野菜が届くのか楽しみ。野菜のバランスが良く、栄養に偏りがないので、新型コロナにも打ち勝てるような気がする」と話した。

 箱詰め作業をする障害者らには作業量に応じて工賃が支払われる。ジョイナスたかおか管理者の南喜代美さんは「コロナの影響で自動車部品の作業がほぼストップしており、新しい仕事は非常にありがたい」と話す。

 浅野さんは「利用者を100件まで増やしたい。できれば、障害者への工賃も増やし、農福連携をさらに進めていきたい」としている。

 定期便の配達エリアは豊田市内。4~5人用の中ボックス(11~14品)と2~3人用の小ボックス(7~9品)の2種類ある。配達は隔週か毎週かを選択でき、1回分の料金は中ボックス2800円(税別)、小ボックス1900円(同)。ほかに配達費が500円(税込み)必要。(光部雅彦)

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1929531 0 ニュース 2021/03/23 05:00:00 2021/03/23 05:00:00 2021/03/23 05:00:00

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