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ヤギの除草事業好評 SDGsの新たな取り組みに期待 豊田

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旺盛な食欲で雑草を食べるヤギたち
旺盛な食欲で雑草を食べるヤギたち

 豊田市足助地区の住民有志で設立したヤギ牧場「めぇープルファーム」が取り組む、レンタルヤギによる環境保全型の除草事業が好評だ。飼育しているヤギ全8頭がフル稼働。除草剤や草刈り機を使わず、市が進める「持続可能な開発目標(SDGs)」にもマッチするとあって、市の後押しを受けつつ事業拡大を目指している。

 同市大蔵町の自動車部品製造会社「オークラ工業」の工場敷地。生い茂った雑草を4頭のヤギがおいしそうに食べている。工場長の小池和美さん(63)が近付くと顔を上げて「メェー」と鳴く。「ヤギがこれほど食欲旺盛とは思わなかった。敷地内ですでに3か所目の除草です」と胸を張る。

 同社では、草刈り担当の従業員が高齢となったのを機に、レンタルヤギでの除草を開始した。今年5月に2頭で始めたが、すぐに2頭を追加。現在、親子2組計4頭が、敷地内の雑草を食べ続けている。

 小池さんは「フンはすぐに乾燥し、土にかえる。SDGsの取り組みにもつながり、協力会社に紹介したところ好評だった」と笑顔を見せた。

 ファームは高齢化で増えた耕作放棄地の除草に活用しようと、足助地区で喫茶店を経営する鈴木康生さん(51)が中心となって2017年10月に発足。当初は、なかなか派遣に至らなかったが、環境に優しい除草に目を付けた市公園緑地つかう課が今年4月、市内の公園ののり面約500平方メートルに2頭を放し、1か月にわたって実証実験を行うなど、徐々に軌道に。現在は飼育しているヤギ8頭すべてをオークラ工業や個人宅に派遣するほど活況となっている。

 ファームでは現在、市に補助金を申請中で、認められれば約1000平方メートルの第2牧場を増設するという。除草作業が一段落する冬場には、牧場に戻ったヤギを交配させ、来春に子ヤギ4~6頭も「除草メンバー」に加える予定で、鈴木さんは「ヤギはまだまだ飼育可能。需要を見ながらヤギを増やし、地元の雇用創出にもつなげていきたい」と夢を膨らませている。

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2118495 0 ニュース 2021/06/12 05:00:00 2021/06/12 05:00:00 2021/06/12 05:00:00 旺盛な食欲で雑草を食べるヤギたち https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210611-OYTNI50034-T.jpg?type=thumbnail

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