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腰に付けたかごに入れられた「早生かりもり」
腰に付けたかごに入れられた「早生かりもり」
長田さんがひとつながりになるように包丁を入れた浅漬け
長田さんがひとつながりになるように包丁を入れた浅漬け

 カリッとした食感で、ご飯をモリモリ食べられることから名付けられたと伝わる夏野菜「かりもり」。 堅瓜かたうり とも ばれる 漬物つけもの 用白ウリの一種で、明治時代から 栽培さいばい されています。大きさは20~30センチの 俵型たわらがた で、重さは約1キロ。

 主にビニールハウスで栽培され、 収穫しゅうかく 時期が早くて期間の長い「 早生わせ かりもり」という品種もあり、今回はこちらを 紹介しょうかい します。「早生」の方が外皮の色が うす く、実が少し やわ らかいといわれていますが、見分けがつかないほどの ちが いです。

  尾張おわり 地方でよく食べられている 奈良漬ならづけ (みりん酒かす漬け)にされることが多いですが、近年は浅漬けなどで食べられることも えているそうです。

 愛知県 碧南へきなん 市で「早生かりもり」を栽培する つじさとし さん(44)は、ビニールハウス4 むね で収穫作業をしています。 かま で地面に びる かぶ の葉をよけながら実を さが し、切り取って こし に付けたかごに入れていきます。腰のかごがいっぱいになると、別の場所に置いた大きなかごに うつ します。2月に なえ を植え付け、4月から7月いっぱいまで収穫できるそうです。

  だつ サラして農業を始めたという辻さんは「自分のペースでできる気楽さや、いいものを作ろうとあれこれ工夫できるところが 魅力みりょく です」と話してくれました。

 同じ碧南市内で「 小伴天こばんてん はなれ日本料理  一灯いっとう 」を 経営けいえい する 長田勇久おさだはやひさ さん(56)は、コース料理の一品に「早生かりもり」を取り入れています。

 実がひとつながりになるように 交互こうご にきれいな切り込みを入れ、海水の 濃度のうど に近い3%の塩水に漬けた後、 一夜干いちやぼ しにしています。長田さんは地元の食材を大切にしていて、店名も「地元の食材を使った料理で 地域ちいき を照らしたい」という思いから付けたそうです。

 家庭で楽しむには、実を薄く切り、 市販しはん の浅漬けの もと に漬ける 簡単かんたん な方法もあります。

 夏本番となるこれから、 伝統でんとう の夏野菜はいかがでしょうか。

(文・写真ともに林陽一)

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2150931 0 ニュース 2021/06/24 05:00:00 2021/06/24 05:00:00 2021/06/24 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210623-OYTNI50061-T.jpg?type=thumbnail

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