海釣り事故死傷最多 先月末で24人 海保「救命胴衣着用を」 愛知・三重

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 伊勢湾や熊野灘など愛知、三重両県の海域で、海釣りに絡む事故が多発している。両県で海釣り中に起きた人身事故の死傷者は7月末時点で24人と過去最多だった。コロナ禍で「密」を避けられるとして釣りを始める人が増えたことが要因の一つとみられる。第4管区海上保安本部(4管)は、釣り人らに救命胴衣の着用など安全対策の徹底を呼びかけている。

 4管によると、今年1~7月に両県の海域で起きた海難事故の死傷者は84人で、マリンレジャー中の死傷者は30人に上る。このうち、釣り人が20人と6割以上を占め、防波堤や岸壁などから海中に転落するケースが最も多かったという。釣り中に亡くなったり、行方不明になったりした4人のうち3人は救命胴衣を着用していなかった。

 また、プレジャーボートや釣り船などに乗船中の死傷者は31人。このうち、釣り人は4人で、海中に転落して死亡したケースもあった。

 海釣り中の人身事故の傾向として、30歳代以下と50歳代の事故が増えており、月1回以上釣りに訪れるリピーターの事故が約9割を占めるという。

 4管では、7月中旬から事故防止を呼びかける「海の事故ゼロキャンペーン」を実施。マリンレジャーが活発となる夏場は、例年、海難事故が増える傾向にあるため、マリーナの巡回を強化し、釣り人向けの救命胴衣の着用体験会も行っている。救命胴衣の着用時は事故時の生存率が2倍程度高くなるという。

 4管の留置浩司安全対策課長は「救命胴衣を着用していれば防げる死亡事故もある。事前に気象状況をチェックするなど、天候が悪い場合は見合わせることも考えてほしい」と話す。

無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
2272674 0 ニュース 2021/08/10 05:00:00 2021/08/10 05:00:00 2021/08/10 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210809-OYTNI50034-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)