高齢者サポカー体験 県警が講座 搭載機能に「安心感」 違反運転者に技能検査 来月から

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▼ 県警が開催した「サポカー」の体験会
▼ 県警が開催した「サポカー」の体験会

 一定の違反歴がある高齢ドライバーに対する「運転技能検査」の義務化などを盛り込んだ改正道路交通法が5月に施行されるのを前に、県警が高齢者対象の交通安全講座に力を入れている。自動ブレーキのある安全運転サポート車(サポカー)の乗車体験会などを各地で開き、自らの運転技能を知ってもらうのが狙いだ。(杉本要)

 県警によるサポカー体験会が3月下旬、県運転免許試験場(名古屋市天白区)で開かれた。高齢者約50人が参加し、8台のサポカーに搭載された機能を体験した。ペダル踏み間違え時の「急加速抑制装置」を体験した豊田市の小林良光さん(78)は「年を取ると反応が鈍くなるので、サポート機能は安心感がある」と話した。「車線逸脱防止システム」が付いた車に乗った名古屋市天白区の横地道代さん(74)は「ハンドルが戻るのは安心だが、過信しないように」と気を引き締めた。

 近年、高齢者による道路の逆走やペダル踏み間違いなどによる事故が相次ぐ。県内でも昨年の交通事故死者117人の6割超の74人が65歳以上の高齢者だった。四輪車の運転者や同乗者の死者32人を見ても、6割超の20人を高齢者が占めた。

 5月13日施行の改正道交法は、高齢者の安全運転対策として、過去3年間に信号無視や速度超過など11類型の違反歴がある75歳以上のドライバーに、運転免許更新時の実車試験を課し、不合格なら免許が失効する。また、免許返納以外の新たな選択肢として、運転できる車をサポカーに限定する免許制度も創設される。

 免許制度の大幅な変更を受け、県警は1月から県内各署で運転を疑似体験できるドライブシミュレーターを利用した交通安全講座を実施している。年内をめどに、県内全45署でシミュレーターを用いた講座を行う予定だ。

客観的に把握免許の変更も

 県警の可児賢司交通部長は「自分の運転技能を客観的に把握してもらい、サポカー限定免許への変更や免許返納について検討してほしい」と話した。

     ◆◆◆

 「サポカー」 急加速抑制や車線の逸脱防止といった一定の運転補助機能を備える車両。レーダーやカメラで歩行者や障害物などを認識し、事故の危険性が高まるとシステムが判断した場合に運転に介入する。昨年11月には新型車への自動ブレーキ搭載が義務化されるなど、自動車の安全基準が強化されている。

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