「事故これからも伝える」中華機墜落28年 生存の男性、家族と慰霊

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まもなく1歳になる長男を連れ、慰霊に訪れた長谷部さん夫妻
まもなく1歳になる長男を連れ、慰霊に訪れた長谷部さん夫妻

 乗客乗員264人が犠牲となった名古屋空港(豊山町)での中華航空機墜落事故から26日で28年となった。遺族会による慰霊式は新型コロナウイルスの影響で3年連続で中止となったが、空港近くの慰霊施設に設けられた献花台には、事故で奇跡的に生存した長谷部弘義さん(31)が、妻と昨年生まれたばかりの長男を連れて訪れ、空の安全を祈った。

 事故は1994年4月26日夜に発生。着陸態勢に入っていた中華航空機が操縦ミスで急上昇して失速し、滑走路わきに墜落した。

 生存者はわずか7人で、長谷部さんはそのうち最年少の3歳だった。一緒に搭乗していた母親は亡くなり、長谷部さんも一時重体に陥ったが、何とか一命を取り留めた。長谷部さんは献花後、「毎年この日になると母や事故のことを思い出す。息子を天国のお母さんに会わせることができてよかった」と話した。

 長谷部さんは、目を覚ました際に見た病院の天井や、「お母さんが亡くなった」という父親の言葉が今も記憶に残っているといい、「航空機事故をなくしてほしいと毎年思っている。一番若くして生き残った自分が、これからも事故のことを伝えていきたい」と力を込めた。

 また、遺族会の山本昇会長(68)は「亡くなった人への慰霊と、航空機事故を含めた事故・事件のない安全な社会になるよう、これからも祈っていきたい」と話した。

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