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オッス。おら、超神ネイガー。コロナ禍で大変な日々が続いているけれど、みんなは夏をどうお過ごしかな。夏バテで食欲のない君も大丈夫。この季節にぴったりの秋田名物「稲庭うどん」を紹介するど。
稲庭うどんは細くて平べったい乾麺で、つるっとしたのどごしが特長だ。香川県の「讃岐うどん」などと並ぶ日本三大うどんの一つで、その名の通り秋田県湯沢市稲庭町が発祥の地なんだ。今回は、本場のお店でおいしさのコツを取材したど。
まず向かったのは、1860年創業の老舗・佐藤養助商店。驚いたのは今でも全ての工程を手作業でやっていることだ。生地をこねたり薄く延ばしたり、職人さんが手間暇を惜しまずうどんを作っていたな。手作りだからこそ、毎日試食をして品質を確認しているらしいど。
一番の見所は、二つの棒に縄をなうように麺をかけて細くしていく「
見学の後はうどんを食べさせてもらったど。麺がしったげ(とても)つやつやしていたな。つけ汁の種類が多くて、タイカレーは比内地鶏や魚介のだしが利いていて、意外にも和食のうどんとの相性はばっちりだったな。
もう一つの人気店・寛文五年堂では、ここでしか食べられない「生麺」と乾麺を食べ比べしたど。生麺は煮込むとだらだらになりがちな稲庭うどんを、釜揚げなどの調理方法でもおいしく食べられるように30年ほど前に開発したんだ。丸みがあってもちもちしていて、くせになるおいしさだったな。
寛文五年堂では、従業員の女性2人が動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」で店の情報を発信しているんだ。これからもおいしいうどんが食べられるよう、稲庭の人たちにはいつまでも頑張ってもらいたいな。へばな。
(取材構成・大塚健太郎)
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超神ネイガー 活動17年目のご当地ヒーロー。ツイッターなどで秋田や農業の魅力を精力的に発信。読売新聞秋田支局「んめもの(おいしいもの)担当記者」に1月から就任。
2021年8月22日掲載 年齢肩書は当時
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