年末年始新幹線利用最少 前年比6割減 航空利用7割超減
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年末年始における県内発着の交通機関の利用状況がまとまり、新型コロナウイルスの感染拡大などで、秋田新幹線の利用者数は1997年の開業以来最も少なく、前年から6割以上減った。秋田、大館両空港発着の空の便は雪による欠航の影響もあり、前年から7割を超える利用者減となった。
JR東日本秋田支社の発表によると、昨年12月25日~1月5日の秋田新幹線の利用状況は、上下線合わせて3万6700人で、前年同期の10万5300人の35%にとどまった。2日には県内の大雪の影響で上下線2本が運休・区間運休した。担当者は「新型コロナの感染拡大を受け、帰省や旅行を控えるお客様が多かった」としている。
航空各社が発表した昨年12月25日~1月3日の秋田空港発着便の利用状況によると、日本航空が3610人(前年同期比75・8%減)。全日空が6792人(同73・7%減)。いずれも東京発着便の利用が最も減った。昨年12月31日と1月1日は雪で両社とも全便欠航だった。全日空の大館能代空港―東京便は1041人(同77・5%減)だった。
日本航空の担当者は「感染拡大に加え、『Go To トラベル』の一時停止も影響した」としている。