東通村
寒立馬 春に駆ける
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東通村で放牧される県の天然記念物「寒立馬」が7日、春の訪れとともに越冬地から尻屋埼灯台周辺の放牧地に移された。
寒立馬は、防風林で囲まれた「アタカ」と呼ばれる越冬地で過ごした後、今月2日に放牧地近くの草地に移動した。
この日は、寒立馬を管理する尻屋牧野組合の組合員らが、馬を放牧地に誘導した。馬たちは早速、草をはんだり、鳴き声を上げたりしながら、灯台へ続く道を進んだり、草原を駆け回ったりしていた。
組合によると、去年生まれた子馬3頭を含む25頭が放牧されており、例年5月頃に出産シーズンを迎える。
寺道和広組合長は「急に近づいて馬を驚かせないよう、気をつけながら見守ってほしい」と話した。
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