高さ10メートル 椅子積みピタリ

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積み上げた椅子の上で倒立する大宮路さん
積み上げた椅子の上で倒立する大宮路さん

 高さ約3メートルの台の上で、木製の椅子を一つひとつ積み上げ、その上で大宮路逸希さん(24)が倒立をきめる。時折、大きく椅子が揺れ、その度にどよめきが広がった。伝統和芸の「七丁ななちょう椅子」。七つの椅子を積み上げた高さは10メートルほどになる。

 もとはトランポリン選手。高校の全国大会で団体優勝し、世界大会の出場経験もある。七丁椅子を始めたのは2年半前。空中ブランコなどを担当していたが、小中学校時代に体操の経験があり、手を挙げた。

 だが、床とは勝手が違い、最初は椅子での倒立すらできなかった。高さへの恐怖もあり、椅子を三つ積むと足がすくんだ。

 姿勢が安定するようバランスを探りながら、倒立の練習を重ねた。徐々に倒立できる時間も延び、高さにも慣れていった。ようやく観客の前で披露できるようになったのは今年3月。今では椅子の上で1分以上、爪先を伸ばした状態で静止できるようになった。

 演技の完成度と同様に重視しているのは、演じるときの緊迫した表情やステージ全体の雰囲気だ。音楽や照明も、より緊張感が高まるように再構成した。「サーカスの醍醐だいご味はスリル感」。そんな信条の下、不安定な椅子の上で観客の視線をくぎ付けにする。

38534 0 赤テントがやってくる 木下大サーカス柏公演 2018/08/29 05:00:00 2018/08/29 05:00:00 倒立をする大宮路さん(岡山市岡山市南区の天満屋ハピータウン岡南店で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180829-OYTAI50011-T.jpg?type=thumbnail

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