病と歩み、奏で続ける…サックス奏者・白木さん

無断転載禁止
メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

千葉で5月、公演へ練習に熱

テナーサックスの練習に励む白木さん(千葉市緑区で)=宍戸隆夫撮影
テナーサックスの練習に励む白木さん(千葉市緑区で)=宍戸隆夫撮影

 パーキンソン病を患いながら、精力的に音楽活動を続けるテナーサックス奏者がいる。千葉市緑区の白木寛さん(72)。年間5~6回の演奏会をこなす一方、同市と鎌ヶ谷市の計18教室でサックスやカラオケを教える奮闘ぶりだ。5月3日には同区で開かれるカルチャーセンターの文化祭に出演する予定で、進行する病状と向き合いつつ練習に励んでいる。

 白木さんは武蔵野音大在学中からプロのミュージシャンに交じり、銀座のクラブなどでジャズやポップス、シャンソン、演歌とジャンルを問わずテナーサックスの音色を響かせた。

 その後は生活費を稼ぐため、個人レッスンを受けて学んだピアノを日中に小中学生に教え、夜はサックスを演奏する多忙な日々を送るようになった。演歌にも精通し、財団法人・古賀政男音楽文化振興財団の作詞・作曲コンテストで奨励賞を受賞したこともある。

 千葉市内に大学生や社会人が自由に参加できる市民楽団が少なかったことからアマチュア楽団の結成も目指し、1985年には「千葉吹奏楽団」を中心メンバーの一人として設立。その一方でサックスやピアノ、カラオケの指導を続け、多い時には27の教室を受け持った。

 そんな白木さんが体に不調を感じるようになったのは4年ほど前。左手の指の動きが緩慢になり、左足も疲れやすくなったため2年前に受診すると、パーキンソン病と診断された。やがて言語障害も生じるようになった。

 普段の生活では鉄アレイやハンドグリップを使って体力維持を心がけ、サックスを演奏する際には曲をゆっくりとしたテンポにするなど工夫している。指導する教室は18に減ったものの、1日に二つの教室を掛け持ちするなど忙しさは変わらない。

 5月3日の文化祭は、サックスを教えている鎌取カルチャーセンターの主催。午後1時から3時半、緑区のイオンゆみ~る鎌取ショッピングセンター2階広場で開かれる。白木さんは最後の演奏者として、ポピュラーの「ろくでなし」や「イエスタデイ・ワンス・モア」、演歌の「舟唄」などをテナーサックスで披露する予定だ。

 白木さんは「あと何回できるかわからないが、聴いて喜んでいただける方々がいる限り頑張りたい」と話している。文化祭は入場無料。問い合わせは同カルチャーセンター(043・226・9300)。

59032 0 ニュース 2019/01/20 05:00:00 2019/01/22 10:43:08 2019/01/22 10:43:08 テナーサックスの練習をする白木さん(千葉市緑区で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190121-OYTNI50077-T.jpg?type=thumbnail

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ