千葉大授業料値上げ 年間10万7160円 「全員留学」財源に

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授業料値上げの理由を説明する徳久学長(7日、千葉市稲毛区で)
授業料値上げの理由を説明する徳久学長(7日、千葉市稲毛区で)

 千葉大学は7日、2020年4月以降に入学する学部生の年間授業料を10万7160円値上げし、64万2960円にすると発表した。大学院の修士、博士課程も値上げし、20年度は3億9000万円の収入増を見込む。文部科学省によると、国立の総合大学で学部の授業料を値上げするのは初めて。

 千葉大は20年度に入学する学生と大学院生から海外留学を必修化し、「全員留学」させる。その財源を授業料値上げで安定化させ、25年度には年13億6000万円の収入増となるという。国公立大2次試験の確定志願者数が4年連続で全国最多の同大が値上げに踏み切ったことは、他大学や受験生に影響を与えそうだ。

 発表によると、大学院の修士課程・博士前期課程は学部生と同様に10万7160円、博士後期課程は12万2160円をそれぞれ引き上げる。現在、在籍している学生には適用しない。

 国立大の学部の値上げは東京工業大、東京芸術大に続く3例目で、総合大学としては初めてとなる。千葉大西千葉キャンパス(千葉市稲毛区)で記者会見を開いた徳久剛史学長は、「千葉大学にとってターニングポイント(転換点)になる」と強調。受験生への影響については、「一時的に減ったとしても構わない。良いことをやれば、数年後には倍増する。全員留学を打ち出すことで、アクティブな学生が増える」と語った。

 会見では全員留学の詳細も明らかにされた。1学年約2400人の学部生向けには、2週間~2か月間の留学を軸とした80のプログラムを用意。留学先の授業料は大学が全額支払い、渡航費や宿泊費は学生が負担する。全員に奨学金として5万円程度を給付するほか、低所得者への支援なども行う。

 英語の授業も強化し、読み書きに加えてプレゼンテーション(発表)やディスカッションができる能力を身につけてもらう。千葉大の必修授業などが開講される時期を気にせずに留学できるよう、海外からインターネットを通じて授業を受けられるシステムも整える。

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626946 0 ニュース 2019/06/08 05:00:00 2019/06/08 05:00:00 2019/06/08 05:00:00 授業料を値上げした理由について話す徳久学長(7日、千葉市稲毛区で)=伊藤甲治郎撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/06/20190607-OYTNI50057-T.jpg?type=thumbnail

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