あと1年2会場準備着々 「快適に楽しんでほしい」 幕張メッセ 一宮・釣ヶ崎海岸

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東京大会を盛り上げようと、エンブレムを活用したバナーが掲示された千葉銀座商店街(23日、千葉市中央区で)
東京大会を盛り上げようと、エンブレムを活用したバナーが掲示された千葉銀座商店街(23日、千葉市中央区で)

 2020年東京五輪・パラリンピックの開幕まで24日で1年。県内の2会場では国内外の観客を迎えるため、準備が着々と進められている。幕張メッセ(千葉市美浜区)は大規模改修が実施され、サーフィン競技の釣ヶ崎海岸(一宮町)では大自然の会場ならではの対応も行う。担当者らは「多くの人たちに楽しんでもらえるようにしたい」と張り切っている。

■自然のまま

 砂浜が広がる一宮町東浪見の釣ヶ崎海岸。本番に向けて18日から、サーフィン競技のテスト大会が開かれた。競技エリアの一角がコーン標識などで囲われ、看板も立っていた。「ウミガメの産卵場所です」。注意を呼びかける看板には、かわいらしいウミガメのイラストが添えられていた。一宮町はウミガメの産卵場所として知られ、このエリアの砂の中に、今夏産み落とされた卵が眠っているという。県の担当者は「自然の中に会場があるサーフィン競技ならではのことだ」とする。

 五輪では自然との共生も尊重される。テスト大会は一般の観客を入れずに行ったが、本番では大勢の観客が出入りする。大会組織委員会などは今後、来夏産卵があった場合の対応策などを検討する。

 会場の玄関口となるJR外房線の上総一ノ宮駅では利便性を高めるため、駅舎の海側に東口を新設する。駅の跨線こせん橋を東側まで整備し、エレベーターやICカード専用の改札機などを設ける。来年6月の利用開始を目指す。

 観客を輸送する準備も進む。同駅から釣ヶ崎海岸まで約5キロ。大会期間中、会場までシャトルバスを運行する予定だ。車で来場する観客で渋滞するのを防ぐため、周辺の市町村に車を止めてバスで移動してもらう取り組みも検討している。

 町は、のぼりや横断幕を町内各所に掲げるなど歓迎ムードを演出する。担当者は「一宮町に来てよかったと思ってもらえたら」と語る。

■バリアフリー

 幕張メッセでは、五輪とパラリンピックで計7競技が行われる。レスリングなどメダルが期待される競技ばかりで、多くの観客が詰めかける見込みだ。

 ただ、今年10月に30周年を迎える施設は老朽化しており、県は大規模改修を前倒しで行っている。

 2017年度からエレベーターの増設工事を実施。すでに2基が完成し、8月にもう2基ができあがる。これで11ホールの全てにエレベーターが設置される。入り口と反対側に降り口がある「貫通型」の仕様で、車いす利用者が方向転換せずに降りられる。幕張メッセ社も12月までに1基設ける予定だ。

 中央エントランスでも4月にリニューアル工事が始まった。大型ビジョンを設け、天井の照明をLED(発光ダイオード)に替えるなどしており、来年2月には完了する予定だ。多目的トイレを増やすなど、一連の工事は19年度中に終える計画で、県の担当者は「来場する多くの方々に快適で円滑に楽しんでもらえたら」と話す。

■商店街に彩り

 千葉市中心市街地の商店街には、東京大会のエンブレムが入ったバナーがお目見えした。県と千葉市、千葉商工会議所が作成したもので、大会1年前から機運を高めていく考えだ。

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704987 0 ニュース 2019/07/24 05:00:00 2019/07/24 05:00:00 2019/07/24 05:00:00 1年後に迫った東京大会を盛り上げようと、エンブレムを活用したバナーが掲示された千葉銀座商店街(23日、千葉市中央区で)=伊藤甲治郎撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/07/20190723-OYTNI50034-T.jpg?type=thumbnail

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