我孫子駅「河童音頭」響く 市制50年記念駅メロ 来月1日から
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7月1日に市制50周年を迎える我孫子市の記念事業の一つとして、JR我孫子駅の発車メロディーが同日から、地元ゆかりの曲「河童音頭」と「あびこ市民の歌」に変更されることになった。署名を集めた県立東葛飾高校2年の織田涼佑さん(16)は「希望した2曲が実際に駅で聞けると思うと感無量」と喜んでいる。
1番線(常磐線下り)で流れる「河童音頭」は、同市の夏祭り「あびこカッパまつり」の踊りで親しまれている。5番線(同上り)で使われる「あびこ市民の歌」は、市制10周年を記念し、シンガー・ソングライターの小椋佳さんが作った曲だ。
子供の頃から鉄道ファンの織田さんは2018年、「ご当地メロディーで市の魅力を発信したい」と思い立ち、昨年、7567人分の署名を集め、12月に星野順一郎市長に手渡した。市は同月、JR側にご当地メロディーへの変更を求める要望書を提出した。
織田さんは、小学生の頃からこれまでに約200駅で、発車メロディーを聞いている。今春、新型コロナウイルスの影響で高校が休校していた間も、自宅学習の合間に、好きな発車メロディーをピアノで弾いて過ごしていた。5月下旬、織田さんの希望通り、2曲が発車メロディーに採用されることを市から聞いた時は「喜びで体が震えた」という。
2曲は来年2月末まで使われる予定だが、市は「好評なら継続的な使用をJRに要望したい」としている。