疫病先人どう闘った? 文書や日記70点

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スペイン風邪の流行期に当時の内務省が作ったポスター。「マスクをかけぬ命知らず!」などの言葉が並ぶ(県文書館で)
スペイン風邪の流行期に当時の内務省が作ったポスター。「マスクをかけぬ命知らず!」などの言葉が並ぶ(県文書館で)

 先人が疫病とどう闘ったかを知ってもらおうと、千葉市中央区の県文書館で企画展「千葉県と疫病―くり返す脅威―」が開かれている。

 展示されているのは、所蔵品や寄託品など計70点。天然痘や麻疹、コレラ、スペイン風邪(インフルエンザ)など、江戸から昭和期のはやり病の歴史を紹介している。

 大正時代に猛威を振るったスペイン風邪では、県の衛生課が薬局と交渉してマスクを大量に仕入れたため、廉価で販売することが記された源村(現在の東金市や山武市)の文書を紹介。政府が「呼吸保護器(マスク)」の着用を呼びかけたことで、市場では価格が高騰していたことが見て取れる。

 患者を診た看護婦(看護師)の「危険手当」を引き上げる看護料改正の文書や、流行が収まり大量に余ったワクチンを処分しようと自治体が接種を勧める通知なども展示されている。

 幕末から明治期にはやったコレラでは、人の密集を避けるため祭りの中止を呼びかける県の通達や、死者が出たと聞いて、村人総出で神社や寺を参拝する様子が記された日記なども残されている。

 企画した同館の豊川公裕さんは「どんなに医学が進歩しても疫病は繰り返しやってくる。マスク着用や手洗いうがいなど、時代が変わっても一人一人の行動が大切であることを知ってもらえれば」と話している。

 来年3月6日まで。入館無料。午前9時~午後5時。日曜・祝休日休館。

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1639899 0 ニュース 2020/11/20 05:00:00 2020/11/20 05:00:00 2020/11/20 05:00:00 スペイン風邪の流行期に当時の内務省が作成したポスター。「マスクをかけぬ命知らず!」など感染予防策が呼びかけられている(16日、県文書館で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/11/20201119-OYTNI50020-T.jpg?type=thumbnail

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