緊急事態解除

ワクチン接種追い風 イベント続々集客期待

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10月13日から始まる肉フェアに参加する「ミート矢澤 名古屋」(29日、名古屋市中村区で)=尾賀聡撮影
10月13日から始まる肉フェアに参加する「ミート矢澤 名古屋」(29日、名古屋市中村区で)=尾賀聡撮影

■酒類解禁 名古屋駅のJRセントラルタワーズとJRゲートタワーにまたがる12、13階のレストランフロアでは、10月13日~11月30日、「肉フェア」が開催される。63店が提供する限定肉料理が堪能できる人気イベントだ。担当者は「我慢が続いてきた。店側も『お客さんを迎えたい』という気持ちが高まっている」と意気込む。

 飲食店には酒類提供解禁への期待が大きい。愛知県は飲食店に午後8時までの時間短縮営業や酒類の提供自粛を求めてきた。10月1日からの県独自の厳重警戒宣言では時短要請を緩和し、酒類提供も認める。

■国民の過半数 今回の宣言解除がこれまでと大きく異なるのは、国民の過半数がワクチン接種を終えている点だ。それだけに観光需要の本格的な回復も見込まれる。

 フジドリームエアラインズ(FDA)は1日、国内5か所のアウトレットで搭乗券を提示すると割引券がもらえるキャンペーンを始める。担当者は「アウトレットと一緒に利用客数を増やしたい」と意気込む。

 名古屋鉄道も1日から、紅葉を楽しめる遊覧船や茶道体験などの企画を盛り込んだ「秋の犬山キャンペーン」を展開する。

 宣言解除に先行して、人出の回復も進んでいる。

 NTTドコモの「モバイル空間統計」によると、名古屋駅地区や栄の人出は、宣言発令後も徐々に回復傾向をたどった。平日の栄は、昨年2月以前の感染拡大前の平均を上回る人出も観測され始めた。ワクチン接種の広がりが外出を促しているようだ。

■「安心感」

 ワクチン接種者を対象としたホテルの独自サービスにも注目が集まる。

 「ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋」や「名鉄グランドホテル」など名鉄傘下の7ホテルは8月中旬に接種者への割引を始めた。レストランでワクチンを接種した客が3000円以上利用すると15%割引となる。担当者は「接種が進んで安心感が出てくると、ホテルの利用も増える」と期待する。

 名古屋マリオットアソシアホテルは接種が先行するシニア層を想定した特別プランを設定した。

 ビジネスホテルを手がける三交インも傘下の15施設で接種者を対象に朝食の割引などを実施している。担当者は「ビジネス層の利用回復にはまだ時間がかかる。ファミリー向けを充実させる」と話す。

警戒続く非対面販売も

 自治体は行動制限の緩和を段階的に進める見通しだが、感染再拡大のリスクもゼロではない。対面型サービス事業者には先行きの見通しに慎重な姿勢もある。

 百貨店各店は、感染再拡大も警戒し、コロナ禍で定着した「非接触・非対面」の買い物に力を入れる。

ウーバーイーツの配達員に商品を渡す名古屋三越栄店のスタッフ(27日、名古屋市中区で)
ウーバーイーツの配達員に商品を渡す名古屋三越栄店のスタッフ(27日、名古屋市中区で)

 名古屋三越栄店は今月27日、料理の宅配代行サービス「ウーバーイーツ」からの注文受け付けを始めた。12ショップが提供する弁当やパン、生鮮食品やお酒、和洋菓子など計85品がそろう。三越の食品担当、竹市すずさんは、「リアルとネットの両輪でサービスの充実を図りたい」と話す。

 松坂屋名古屋店は今月、動画投稿サイト「ユーチューブ」上で専用チャンネル「デパチャン」を開設。販売員やバイヤーが厳選した商品の魅力を説明する内容で、担当者は「動画を通して、接客に近い形で商品の魅力を伝えたい」と話す。

 一方、壱番屋は27日、2022年2月期の業績予想を下方修正すると発表した。売上高を予想比7・2%減、最終利益を19・7%減とする。上半期にコロナ禍の長期化で時短営業を余儀なくされた影響が大きいが、担当者は「すぐにV字回復は難しい」との見解を示す。

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