バイオ燃料特急 試験走行

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タンクローリー(左)からバイオ燃料が給油されたHC85系の試験走行車(9日、名古屋市中村区で)=佐野寛貴撮影
タンクローリー(左)からバイオ燃料が給油されたHC85系の試験走行車(9日、名古屋市中村区で)=佐野寛貴撮影

 JR東海は9日、バイオディーゼル燃料を給油した新型特急車両「HC85系」の試験走行を、名古屋車両区(名古屋市中村区)で報道陣に公開した。今月中に本線での試験走行も予定しており、非電化路線の脱炭素化に向けた取り組みを進める。

 9日午前、200リットルの燃料がタンクローリーから試験走行車両に給油された。使用済み食用油を原料に製造されたバイオ燃料が、20%の濃度で混ざっている。給油を終えた試験車両は正午過ぎに警笛を鳴らし、時速15キロ以下で約500メートルを走行した。

報道陣に公開された給油作業(9日、名古屋市中村区で)=佐野寛貴撮影
報道陣に公開された給油作業(9日、名古屋市中村区で)=佐野寛貴撮影

 バイオ燃料は、ユーグレナ(東京都)が供給した。軽油と同じ分子構造を持ち、エンジンへの影響がほとんどないと考えられる「次世代バイオディーゼル燃料」で、国内鉄道での利用は初めて。ユーグレナの尾立維博執行役員は「見事に動いて感動した。コストや供給量などの課題も解決していきたい」と語った。

 車両試験は順調に進んでいる。1月にエンジン単体の試験を行い、今月7日には車両基地内で約3キロを走った。13~28日には、紀勢線での本線走行試験を予定する。高速走行や勾配でも問題なく使えるかどうかをテストする。

 JR東海によると、ディーゼル車両などの燃料使用によって排出される同社のCO2は年間約7万トン。技術開発部の石原光昭チームマネジャーは「蓄電池や燃料電池などとも比較して、最良の脱炭素の方法を見つけたい」と話した。

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2747708 0 東海けいざい一般記事 2022/02/10 05:00:00 2022/02/10 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/02/20220209-OYTAI50007-T.jpg?type=thumbnail

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