メモ入力
-最大400文字まで
完了しました
半導体不足響く
トヨタ自動車が29日発表した5月の世界生産台数(トヨタとレクサスの両ブランド)は、前年同月比5・3%減の63万4940台となり、2か月連続で前年同月を下回った。世界的な半導体不足や中国・上海でのロックダウン(都市封鎖)が響いた。
内訳は国内が28・5%減の14万4204台だったのに対し、海外は4・6%増の49万736台だった。トヨタは5月の世界生産が、年初に部品メーカーに伝えた計画より約15万台少ない70万台になると想定していたが、それも下回った。
上海のロックダウンは解除されたが、部品メーカーの出勤率は元に戻っておらず、6月の生産も年初計画より少ない約75万台になる見込みだ。一方、7~9月は月平均で約85万台になると発表しており、部品不足は徐々に緩和される見通し。
世界販売は9・4%減の76万1466台で、9か月連続で前年同月を下回った。国内が20・9%減の8万6544台、海外が7・7%減の67万4922台だった。
グループのダイハツ工業、日野自動車を含めると、世界生産は9・0%減の70万331台、世界販売は9・5%減の81万8972台だった。