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名駅周辺再開発の一環か

名古屋鉄道の子会社で商業施設を運営する「メルサ」は30日、名古屋駅前のレジャービル「名鉄レジャック」を来年3月末に閉館すると発表した。ビルの老朽化と、土地・建物を所有する名鉄との賃貸借契約の期限を迎えるためという。
名鉄レジャックは1972年設立。地上8階、地下2階建てで、ボウリング場のほか、居酒屋やサウナなどのテナントが入っている。
レジャックのある名駅周辺では、名鉄と近鉄グループホールディングス(GHD)、三井不動産、日本生命保険の4社が大規模開発を計画している。
当初の計画では、商業施設やホテルなどが入る巨大ビルの2027年度の開業を目指し、22年度の建設着工を予定していた。しかし、コロナ禍の影響で事業環境が激変したことや、JR東海が目指すリニア中央新幹線の27年開業が遅れる見通しとなったことなどから、着工時期が延期されている。
4社は24年度をメドに、再開発の計画を改めて示す方針を示しており、レジャックの閉館は、再開発の一環とみられる。
名鉄は、レジャックの解体時期は未定としている。