したら(愛知県設楽町)

歴史や文化体験学習

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敷地内にある旧豊橋鉄道田口線の車両。車内に田口線に関する資料が展示されている(愛知県設楽町で)=林陽一撮影
敷地内にある旧豊橋鉄道田口線の車両。車内に田口線に関する資料が展示されている(愛知県設楽町で)=林陽一撮影

 各地で新型コロナウイルス感染拡大への警戒が続いている。収束後に訪れてみたい道の駅を紹介する。

■5月オープン

 愛知県の北東部、「奥三河」と呼ばれる山間地にある設楽町は、人口約4600人の山あいの町。5月13日にオープンしたばかりの「道の駅 したら」は、町が地域活性化の新たな拠点にと、21億円余りを投じて建設した。町内では三つ目の道の駅となるが、町の中心部からは最も近い。

 町産業課の依田佳久課長補佐(52)は「各地の道の駅に共通した『食べる、買う』に、体験や見学の要素を加えました。設楽町の魅力を知っていただけると思います」と期待を込める。

地域の自然を紹介している奥三河郷土館
地域の自然を紹介している奥三河郷土館

■地域を学ぶ

 まず目を引くのが、渋い色合いをした1両の電車。旧豊橋鉄道田口線(1968年に廃線)を走っていた木製の車両で、車内のパネル展示で、その足跡をたどることができる。車が普及していなかった頃、この電車が地域の重要な交通手段だったのだという。

 商業施設の隣の棟には、「奥三河郷土館」がある。奥三河地方の自然や文化を紹介した施設で、もともと町内の別の場所にあったものを新築移転したものだ。

 この地域に生息する生きものの 剥製はくせい や標本などを展示しているほか、1975年頃まで使われていた民家の実物も移築。設楽町の歴史、 田峯だみね 田楽といった伝統芸能なども、写真やパネルで紹介している。

「ほうらいせん酒らぼ」では酒造りが体験できる
「ほうらいせん酒らぼ」では酒造りが体験できる

■仕込み体験 商業施設2階にある「ほうらいせん酒らぼ」は、同町に本社を置く老舗「関谷醸造」が運営している体験型施設だ。スタッフに教えてもらいながら、地元産の米を使った仕込み作業が体験でき、自分が仕込んだ酒(720ミリ・リットル)は完成後に受け取ることができる。このほか、木の升に装飾を施すワークショップ、甘酒教室もある。

 いずれも有料で、予約が必要だが、ここを目当てに訪れる人も多い。

地元の食材が所狭しと並ぶ物販コーナー(愛知県設楽町で)=林陽一撮影
地元の食材が所狭しと並ぶ物販コーナー(愛知県設楽町で)=林陽一撮影

■「食」も多彩

 奥三河の味覚も楽しめる。町内では、ニジマスとアマゴを掛け合わせた「絹姫サーモン」が養殖されており、商業施設1階の「清嶺市場」では、この絹姫サーモンの薫製(税込み540円)や昆布 まき (同1080円)が買える。このほかにも、「奥三河こんにゃく」(同440円)、関谷醸造による道の駅オリジナルの酒「したら」(同1760円)、地元のとれたて野菜などが並ぶ。

 目の前に山があり、すぐ後ろを川が流れるこの場所で、買い物や食事を楽しみ、山村の自然や文化、人々の暮らしにも思いをはせてみては。(藤川拓生)

【住所】愛知県設楽町清崎中田17の7

【電話番号】0536・63・0120

【ホームページ】https://www.kankoshitara.jp/michinoekishitara

【営業時間】道の駅と奥三河郷土館は午前9時~午後5時。郷土館は午後4時半受け付け終了。清嶺食堂は午前11時~午後2時。道の駅は無休だが、郷土館は年末年始と火曜日休館(祝日の場合は翌平日)。

【駐車場・アクセス】駐車場は車やバイク用など計91台分で、臨時駐車場(車280台分)もある。新東名高速道路・新城インターチェンジから約30分。

※営業時間やイベント開催などは変更になることがあります。

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