伊勢志摩(三重県志摩市)

魅力発信 防災も担う

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新鮮な海の幸を販売している「道の駅 伊勢志摩」。防災拠点としての役割も新たに加わった(三重県志摩市で)=稲垣政則撮影
新鮮な海の幸を販売している「道の駅 伊勢志摩」。防災拠点としての役割も新たに加わった(三重県志摩市で)=稲垣政則撮影

■全国グランプリ3位

 全域が伊勢志摩国立公園に指定されている三重県志摩市。リアス式海岸が美しい 英虞あご 湾では、真珠やアオサノリの養殖が行われ、多くの海女が素潜りでアワビやウニなどを採っている。

 2001年オープンの「道の駅 伊勢志摩」は、主に観光案内を担う市営の道の駅と民間の物産館が一体となった複合型施設だ。志摩の玄関口として多くの観光客を迎え、予約サイト「じゃらん」の「全国道の駅グランプリ2020」で3位に輝いた。

 市の観光農園も併設され、春はシバザクラ、秋はコスモスなども楽しめる。

「あおさ」や「わかめ」など地元でとれた海産物が並ぶ
「あおさ」や「わかめ」など地元でとれた海産物が並ぶ

■海の幸をお得に

 物産館には五つのテナントが入り、地元の特産品が取りそろえられている。「志摩の もり 」では和具や 波切なきり など地元の魚市場で競り落とされた新鮮な魚介類が並び、価格は日ごとに変わる。手のひらサイズのずっしりと重い岩ガキもお値打ち価格で、店員が自ら潜って採った天然ワカメも販売している。

 奥志摩の海水と真珠、真珠貝から作る自然海水食塩を使った「真珠の塩ソフトクリーム」(300円)は、「三重美食」の看板商品だ。ミネラル分が多く含まれ、ほどよい塩味が利いている。

 「伊勢志摩みやげセンター王将」では、生きた伊勢エビなどが買える。発泡スチロールと木くずによる 梱包こんぽう サービスがあり、生きたまま遠方に持ち帰ることができ、おすすめの調理法も丁寧に教えてくれる。

 伊勢志摩物産館協同組合の山分忠和さん(66)は「行きは観光案内、帰りはお土産と、地元の魅力が詰まった道の駅で旅行客をおもてなししています」と話す。

地元の障害者施設で作られたグッズも売られている
地元の障害者施設で作られたグッズも売られている

■障害者支援にも一役

 市営の道の駅では、真珠のキーホルダーや貝殻のマグネットなどを手ごろな価格で販売している。実は、これらが作られているのは地元の障害者福祉施設で、入所者が手作業で、一つ一つ丁寧に仕上げている。売り上げはそのまま施設の収入になるという。

 市観光課の竹内謙悟観光施設係長(47)は「志摩のお土産として楽しんでもらいながら、障害者支援にもつながる」と説明する。

■防災拠点に指定

 道の駅は、国土交通省が先月11日に全国39か所を指定した「防災道の駅」に、三重県内では唯一選ばれた。

 広域的な防災機能を担い、地震や津波などの大規模災害時には、警察や自衛隊などの活動拠点としても使われる。来年度から3年をかけて、貯水槽や通信設備などを整え、停電しない仕組みづくりも進められる。

 20年にわたって地域の魅力を発信してきた道の駅。今後は、万一の際に多くの人の命を救うための様々な役割も担うことになる。(河野圭佑)

【住所】三重県志摩市磯部町穴川511の1

【電話番号】0599・56・2201(道の駅)

【営業時間】道の駅は午前9時~午後6時、物産館は午前9時~午後5時。原則年中無休

【駐車場・アクセス】駐車場は約200台分。伊勢自動車道「伊勢西インターチェンジ(IC)」から車で約30分。第2伊勢道路「鳥羽南・白木IC」からは約20分。

※営業時間やイベント開催などは変更になることがあります。

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