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東海地方を中心に活動するキャンパーたちのキャンプスタイルや楽しみ方を紹介する企画「東海CAMPers」。ユーチューブやインスタグラムで積極的に発信しているキャンパーならではの情報を、日曜日の紙面で随時お届けします。今回は、キャンプ好きが高じて転職までしたというキャンパー・高村瑛一さん(25)が登場します。

皆さんはじめまして。キャンプギア(道具)などを扱うアウトドアショップで働きながら、東海3県を中心にキャンプを楽しんでいる高村瑛一です。
僕のキャンプスタイルは、ひと言でいえば「セルフグランピング」。自分がいかに快適でゆったりと過ごせるかに重点を置いた、ちょっとぜいたくなキャンプを楽しんでいます。
アニメが転機に
元々、アニメや漫画が好きだった僕は、友人と作品内に登場する場所を訪ねる「聖地巡礼」が趣味でした。友人の勧めで知ったのが、女子高生が登場するキャンプアニメ「ゆるキャン△」です。
登場人物の志摩リンが、バイクに乗って色んな場所にキャンプに出かけるのですが、それが聖地巡礼と重なり、楽しそうだなと思って2018年頃に始めました。それからです。キャンプの「沼」にはまったのは。
道具情報も収集

キャンプギアもたくさん買いました。いま愛用しているテントは、韓国のクラウドファンディングで作られたものを個人輸入しました。
ぜいたくキャンプなので、普段使っているテントも1人用ではなく、数人が寝られるサイズのものを使っています。
キャンプが楽しくなりそうなギアがないか、ツイッターやインスタグラムなども頻繁にチェックしています。友人と出かけるキャンプの際に、友人が持っているギアの使用感を聞くなどして、新たなギアを買い集めたりもしています。
大きいテントでギアも豊富にそろえているので、僕と一緒なら初心者でもキャンプを体験しやすい。だから、やってみたいという友人がいれば、すぐに連れて行っちゃいます。
好きなことだけ
キャンプの一番の魅力は、誰にも気兼ねすることなく自分の好きなことができるところです。
僕の場合は、大好きなアニメを見たり漫画を読んだり。写真も好きなので、カメラ片手に周辺を散策したりもします。最近はボードゲームにもはまっているので、友人たちとグループキャンプに出かけたときは、たくさん持っていって夜通しゲームをしていることも。たき火も欠かせません。日頃のストレスを
世界広がった
キャンプを始めた頃は電気工事の仕事をしていましたが、キャンプにどんどんのめり込んでいく一方で、仕事が忙しくて休みがほとんどありませんでした。もっと好きなことを全力でやりたいと思い、気づけば、仕事を辞めていました。
ちょうどその頃、SNSで知り合った仲間とのグループキャンプに参加して、一気に輪が広がりました。北は北海道、南は九州までキャンプ仲間ができたんです。
仕事を辞めて、孤独を感じていた僕にとっては、それが大きな救いにもなりました。そして出会ったのが、今のアウトドアショップでの仕事です。まさに運命でした。
キャンプを通して自分の世界が大きく広がった気がします。その楽しさを仕事を通じて多くの人に伝えたい。そして、体験してもらいたい。今は、そういう夢を持っています。
【高村瑛一】 愛知県清須市在住。キャンプをテーマに女子高生たちの友情を描いたアニメ「ゆるキャン△」をきっかけにキャンプにはまり、現在はアウトドアショップ「エルブレス名古屋みなと店」に勤務。東海3県を中心にキャンプに出かけ、その様子をツイッター(@takamura0801)などで発信している。現在のフォロワー数は約3370人。
SUAOKIの「ポータブル電源」

大容量のポータブル電源があれば、キャンプ中もスマートフォンやタブレットのバッテリーを気にすることなく使用できる。キャンプ中の照明だけでなく、電気毛布の電源に利用できる容量のものもあり、重量はあるが車で移動するキャンパーに愛用者は多い。「これでキャンプ中もアニメ見放題です」と太鼓判を押す。