防災情報SNS強化 警察、消防 コロナ下訓練難しく

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防災用品の名前を挙げながらパス回しする、名古屋市消防局の新人消防士
防災用品の名前を挙げながらパス回しする、名古屋市消防局の新人消防士

 新型コロナウイルスの感染拡大で、人が密集する防災訓練の実施が難しくなる中、警察や消防がSNSを活用した防災情報の発信に力を入れている。家庭でできる身近な対策やゲーム形式の投稿が人気で、コロナ禍で薄れがちな防災への関心を高める狙いがある。

■フォロワー85万人

 「紙おむつを簡易トイレに代用できるか試しました」。約85万人のフォロワーがいる警視庁災害対策課のツイッターに先月19日、子供用紙おむつに約1リットルの水を入れる実験が投稿された。水は漏れず、「トイレ代わりに使用可能」と報告されると、「市販の携帯トイレを買うのはもったいない」などとコメントが相次ぎ、1日で約5300件のリツイート(転載)があった。

 同課は2013年から投稿を始め、家庭でできる防災対策も紹介。「10円玉で袋を簡単に開ける方法」など、普段の生活にも役立つと人気で、外国人向けに過去の投稿の英訳も始めた。

 名古屋市消防局も南海トラフ地震に備えて、家具の固定方法を紹介する「2分でわかる!家具の転倒防止法」と題した4本の動画を製作。より多くの人の目に触れるように9月、3種類のSNSに投稿した。

 昨年始めた戸別訪問による防災点検が、新型コロナの影響で中止になり、代わりにボランティアの協力を得て撮影したという。

■「防災キックオフ」

 名古屋市消防団連合会は9月1日の「防災の日」に合わせて、サッカーJ1・名古屋グランパスと組んで、ボールタッチをしながら「水」「懐中電灯」など災害時に必要な備蓄品10個を答えるゲーム「防災キックオフチャレンジ」を発案。

 ゲームに挑戦する様子を撮影してSNSに投稿するよう呼びかけると、約60本の動画が集まった。

 一方、東京消防庁は7月、ゲーム内に独自のキャラクターを作れる任天堂の大ヒットソフト「あつまれ どうぶつの森」を使った情報発信を開始。消防職員のキャラクター「あつお君」が家具を移動させる動画を「地震によるケガの約3~5割が家具類の転倒、落下」という注意喚起の言葉とともにSNSに投稿すると再生数は約36万回に上った。

■自宅で参加

 感染防止への配慮から、自宅などで参加できる「オンライン防災訓練」も広がる。滋賀県や福岡市では9月、スマホに表示された防災マップを見て避難ルートにある土砂災害などの危険箇所を確認したり、動画の案内に従ってハザードマップや避難所を確認し、家族と連絡を取り合ったりした。

 また、津市消防本部は心肺蘇生法などを説明する動画を市の公式サイト内で公開。災害時に応急手当てが必要になった場合にも役立つ内容で担当者は「正しい知識を身につけて」と話す。

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1600008 0 ニュース 2020/11/04 05:00:00 2020/11/04 05:00:00 2020/11/04 05:00:00 「防災キックオフチャレンジ」に挑戦する名古屋市消防局の新人消防官 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/11/20201103-OYTNI50051-T.jpg?type=thumbnail

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