お墓もサブスク時代 三重の仏壇店考案

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サブスク墓を考案した野呂さん。骨つぼ形の墓石には好きな文字を入れることができる
サブスク墓を考案した野呂さん。骨つぼ形の墓石には好きな文字を入れることができる

 手頃な価格でモノやサービスを一定期間利用できるサブスクリプション(サブスク)が人気を集める中、ついに「お墓」にもサブスクが登場した。いつでも好きなときに解約でき、費用は従来の5分の1程度。お墓の購入に踏み切れない人たちにとって、新たな選択肢になりそうだ。

 考案したのは、三重県松阪市の仏壇仏具販売店「佛英堂ぶつえいどう」の専務、野呂英旦ひであきさん(35)。「遺骨を自宅に置いたままにしているが、この先どうすればいいんだろう」という客からの相談がきっかけで思いついた。

 県内の場合、墓を建てるには土地使用料と墓石代で平均150万円ほどかかる。都市部であればさらに高額になる。野呂さんは「低価格で宗旨、宗派を問わず、檀家だんかでなくても利用できる墓があれば、遺骨を預けやすくなるのではないか」と考えた。

 利用者はまず、27万5000円(税込み)を払って骨つぼ形の墓石を購入し、提携する寺に預ける。毎月3300円(同)で、寺は百か日から十三回忌までの法要と、墓石の清掃管理を行う。好きな時にお参りでき、解約時には永代供養墓に移すか、遺骨を引き取るか選ぶ仕組みだ。

 寺側にもメリットはある。人口減などで檀家が減っても収入を確保できるうえ、契約終了後の遺骨の扱いが決まっているので、無縁墓になる心配もない。4月からサービスを始め、現在、三重、大阪、愛知、奈良の計七つの寺と提携している。今後、提携する寺を増やしていく。

 利用者の一人は「ゆくゆくは永代供養墓に合葬することを考えているが、七回忌ぐらいまではお墓に手を合わせたい」と希望しているという。野呂さんは「お墓の形を、現代の人が使いやすい形に変えていきたい」と話している。

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2105824 0 ニュース 2021/06/07 05:00:00 2021/06/07 05:00:00 2021/06/07 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210607-OYTNI50001-T.jpg?type=thumbnail

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