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英パラ選手×鈴鹿市 歩行スーツ絆結ぶ 再会心待ち

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障害のある左腕にHALを装着し、驚きの表情を浮かべるウィストンさん。サポートした竹腰センター長(右)も相好を崩した(鈴鹿市提供)
障害のある左腕にHALを装着し、驚きの表情を浮かべるウィストンさん。サポートした竹腰センター長(右)も相好を崩した(鈴鹿市提供)

 東京五輪に向けて海外選手団の入国が本格化する中、英パラリンピック競泳チームのホストタウン三重県鈴鹿市では、市民が選手との再会を心待ちにしている。昨年、市内を訪れた選手たちは、最先端のロボットスーツで不自由な足や腕を自ら動かす体験をした。感動する姿に共感の輪が広がり、市民は交流を続けていきたいと願っている。

 「一歩踏み出せた時は泣きそうになったわ。このまま英国まで歩いていきたい」

 昨年1月22日、鈴鹿医療科学大の鈴鹿ロボケアセンターで、世界パラ競泳選手権銀メダリストのスザンナ・ヘクトさん(32)が感激した様子で話した。

 落馬が原因で車いす生活を送るヘクトさんは、体を動かすサポートをする「装着型サイボーグ HAL(ハル)」を下半身に着け、自らの足で歩いた。初めこそぎこちなかったが、学生らの手を借りて約10メートルの距離を何度も往復すると、拍手がわき起こった。

 HALは、筋肉を動かそうとする脳からの信号を皮膚に貼ったセンサーが読み取り、モーターで体の動きを補助する。センターを運営する医療福祉機器会社「サイバーダイン」(茨城県)が開発し、障害者の歩行訓練などに使われている。

 世界パラ競泳選手権の金メダリストで、左腕に障害があるブロック・ウィストンさん(24)は、肘の関節にHALを着け、腕を曲げ伸ばしすると、驚きで目を丸くし「こんなに左腕を動かせたのは初めて」と涙を流した。

 立ち会った竹腰仁志センター長(41)は、「喜ぶ姿を見て、こちらもうれしくなった」と振り返り、「選手たちには大会でベストを尽くしてほしい。ぜひまた鈴鹿を訪れてほしい」と話す。

 チームの練習拠点になった県営鈴鹿スポーツガーデンで障害のある子供たちに水泳を教えている野村みのりさん(62)は、「選手たちはいつも笑顔で、ハンディキャップを感じさせなかった。子どもたちにも何事にも前向きに、笑顔を忘れず取り組んでほしいと伝えたいと思った」と振り返る。

 新型コロナウイルスの影響もあり、大会前の合宿が実施できるかは不透明だが、野村さんは「実現するなら万全の態勢でお迎えし、絆を続けていきたい」と願っている。

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2210660 0 ニュース 2021/07/16 05:00:00 2021/07/16 05:00:00 2021/07/16 05:00:00 障がいのある腕にHALを装着し、驚きの表情を浮かべる選手の様子にサポートした竹腰センター長(右)も相好を崩した(鈴鹿市提供) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210716-OYTNI50000-T.jpg?type=thumbnail

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