名大、推薦入試に「女子枠」…23年度から

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工学部2学科、募集の半数

 名古屋大は、2023年度入学生の入試から、工学部の2学科の学校推薦型選抜で「女子枠」を創設する。女性研究者の裾野を拡大し、ダイバーシティー(多様性)を推進する狙い。大手予備校・河合塾によると、入試の女子枠は、名古屋工業大や芝浦工業大などで導入しているが、旧帝大では初という。

 女子枠を設けるのは、電気電子情報工学科とエネルギー理工学科。いずれも118人と40人の総定員は変えず、学校推薦型選抜の募集定員をそれぞれ11人から12人、4人から6人に増やし、半数を女子枠とする。

 束村博子副学長は、「工学部は男子の領域と思わず、ぜひ女子にも来てほしいというメッセージ。工学分野で優秀な女性が活躍し、日本を活性化させる原動力になってほしい」と話した。

 文部科学省によると、日本の女性研究者の割合は20年度時点で18%。30%超の米英より低く、研究の多様性を損なっているとの指摘もある。大学の学部生に占める女子の割合(21年度)も、人文科学65%、社会科学36%に対し、理学は28%、工学は16%。名大でも、女子の方が多い文系学部がある一方で、工学部の女子比率は10%と、医学部医学科(26%)や理学部(21%)を下回り、学内で最も低くなっている。

 一部の医学部による不正入試問題を受け、文科省は、合理的理由がある場合を除き、性別や年齢などで一律に取り扱いの差異を設ける合否判定を禁じている。文科省大学入試室は女子枠について、「あらかじめ募集要項に明記し、合理的な理由があれば可能」と指摘。25年度入学生の入試からは、実施要項に「入学者の多様性を確保する観点から、各大学の判断で、入学定員の一部について、多様な入学者の選抜を工夫することが望ましい」と明記する方針で、名大は先取りした格好だ。

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