豪雨被災地 うたで元気

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 ◇INSPi 杉田さん 児童と「のむらのうた」

 西日本豪雨は7日、県内各地で深刻な被害が明らかになってから7か月を迎える。甚大な被害を受けた西予市野村町の復興を歌で後押ししようと、アカペラグループ「INSインスPi」のリーダー杉田篤史さん(40)が、市立野村小の児童たちと一緒にオリジナルソング「のむらのうた」を制作した。歌詞には古里の情景や逆境に負けない気持ちが盛り込まれている。(梶原善久)

 

 ◇詞に桂川渓谷、乙亥大相撲■サビ軽快

 杉田さんは、ハーモニーを通してコミュニケーションを考えるワークショップ「hamolabo」を主宰する。友人の紹介で、西予市のまちづくりを手がける愛媛大の羽鳥剛史准教授と地域の活性化について打ち合わせを始めたタイミングで豪雨災害が起きた。

 杉田さんは東日本大震災の復興支援に携わってきたが、訪れた岩手県の中学生が「形あるものは壊れても歌は残る」と話していたことを思い出し、「みんなに歌い継がれるような古里の曲で地域を元気づけよう」とオリジナル曲を作ることにした。

 昨年11月、野村町でワークショップを開き、約40人の児童から今の気持ちを聞き取り、野村の名所や方言も尋ねた。

 歌詞には、児童たちの希望で「頑張りたい」「ありがとう」の気持ちを込めたほか、桂川渓谷や乙亥おとい大相撲など古里の情景や行事などを盛り込んだ。サビの部分には、方言を交えて「がんばってみるけん 応援してやなぁ」と繰り返す。これに軽快で、テンポの良いメロディーを付けた。

 1月に野村小に完成した歌が届き、合唱部の3~6年生39人が3月2日に野村小体育館で予定されるコンサートに向けて練習に励む。6年河井緋里あかりさん(12)は「野村の良いところがいっぱい詰まった曲。野村の人たちが笑顔になるよう、元気よく歌いたい」と意気込んでいる。

 コンサートには、杉田さんも訪れて合唱部と共演する予定で、杉田さんは「まだまだつらい日々を送っている人もいると思うが、歌で町の良さを思い出し、いつまでも野村町を好きでいてほしい」と話す。

 杉田さんが理事を務め、東日本大震災の支援を続けるNPO法人「TOKYO L.O.C.A.L」は、災害を風化させないようコンサートの様子や町の風景などを収めたミュージックビデオを作成する計画で、クラウドファンディングで資金を募っている。

無断転載禁止
433337 0 ニュース 2019/02/07 05:00:00 2019/02/07 05:00:00 2019/02/07 05:00:00

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

 


東京オリンピックパラリンピックオフィシャル新聞パートナー

ラグビーワールドカップ

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
The Japan News
発言小町
OTEKOMACHI
ささっとー
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ