<東日本大震災10年>かまぼこ板の絵 復興激励
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西予で400点 岩手からも

東日本大震災から10年になるのに合わせ、西予市立美術館「ギャラリーしろかわ」で、企画展「『かまぼこ板の絵』のつながり あれから十年、前へ」が開かれている。市主催の「全国『かまぼこ板の絵』展覧会」に寄せられた作品のうち、被災地の惨状や復興への激励などを伝える約400点を集めた。3月21日まで。
2011年の展覧会で、震災の約3時間前に
そのほか、サメに見立てた津波に襲われる被災地、真っ赤に燃え上がる町、陸地に打ち上げられた漁船などを描いた作品が届いた。被災地の復興への希望や激励を表した作品も多く、岩手県陸前高田市の松原に残った「奇跡の一本松」、三陸鉄道、満開のヒマワリや桜などがモチーフにされた。
会場には、こうした震災に関連した作品を展示。激励への感謝や復興への決意を表現した作品も岩手県内から寄せられ、ハートの形に並べて紹介している。
西予市も西日本豪雨で大きな被害を受けており、金丸博文館長は「みんなが震災当時の記憶を忘れず、かまぼこ板の絵で結ばれた絆で前に向かってほしい」と話している。
火曜休館(祝日は翌日)。午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)。入館料は一般420円、高校・大学生310円、小・中学生100円。問い合わせはギャラリーしろかわ(0894・82・1001)。