プラガールズ 研究所長賞

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愛大付属高 生分解性プラ生成

 高校生が環境保全や地域創生の取り組みを発表する第7回「全国ユース環境活動発表大会」(環境省など主催、読売新聞社後援)の全国大会で、生分解性プラスチックの研究に励む愛媛大付属高校の「理科部プラガールズ」が、「国連大学サステイナビリティ高等研究所長賞」を受賞した。(栢野ななせ)

同級生3人 「遊ぶより研究」

 プラガールズは、理科部1年の村上陽向さん(16)、松本麗さん(16)、近藤百々花さん(16)でつくる。昨年11月の科学コンテスト「グローバルサイエンティストアワード“夢の翼”」の最優秀賞に続く快挙で、3人は「頑張りが報われて良かった」と喜ぶ。

 研究では、天日塩に含まれる海洋性細菌を活用することで、生物によって分解される無害なプラスチックの生成に成功した。「環境に優しい」とされるバイオマスプラスチックのレジ袋についても調査し、「自然界での生分解が遅い」という結論を導いた。

 3人はクラスも同じで、放課後になるとそろって生物室に急ぎ、2時間ほど研究に取り組むほか、土日の午前中にも集まる。「部活のために学校に来ている」と笑い、恋愛や推しのアイドルの話を交えながら、実験も「この菌かわいい」などと楽しんで進める。

 手先が器用な松本さんは細かな実験作業を担当し、しっかり者の近藤さんはパソコンのデータ入力や資料作成を素早くこなす。度胸があるという村上さんは大舞台にも臆さず、発表で会場を沸かせる。

 理科部顧問の中川和倫・特定教員は「弱点を補い合い、抜群のチームワークを発揮している」と太鼓判を押す。

 1月からは研究を新たな段階に進めようと、海洋性細菌に加え、学校構内の農場から採取した土壌性細菌を使った実験も始めた。近藤さんは「海だけでなく、プラスチックを土に埋めて分解することができる。培養には時間がかかるけど、みんなで根気強く楽しく進めたい」と意義を語る。

 今秋以降の科学コンテストでの入賞を目指す3人は「遊ぶよりも研究したい」と実験に熱中。「誰もやったことがないことをやり遂げて、未来に生かす」という大きな目標の実現へ、一歩ずつ歩みを進める。

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