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古民家の宿として2月下旬にオープン予定の「玉村屋」
古民家の宿として2月下旬にオープン予定の「玉村屋」
宿泊客の交流スペースとなる和室に立つ中谷さん(いずれも南越前町で)
宿泊客の交流スペースとなる和室に立つ中谷さん(いずれも南越前町で)

 ◇来月、南越前に宿オープン

 北国街道の宿場町として栄えた南越前町今庄で、築90年の昭和初期の古民家を改修した宿「玉村屋」が2月下旬、オープンする。宿泊客が祭りに参加したり、特産のつるし柿作りを体験したりするプランが特徴。管理人はIターンした地域おこし協力隊員の若者で、「地域の伝統的な暮らしを体験できる宿にしたい」と意気込む。今月26日午前10時から、お披露目イベントがある。(藤戸健志)

 ◇地域おこし隊が管理 つるし柿作りなど企画

 町によると、古民家は木造2階建てで、1929年(昭和4年)頃に建てられた。空き家を管理できなくなった所有者から町に相談があり、2016年8月に土地(207平方メートル)と蔵なども含めた建物(延べ床面積約230平方メートル)が町に無償譲渡された。

 宿は町の所有で、京都市出身の中谷翔さん(30)が理事を務める社団法人が運営する。中谷さんは、都市部の若者らが過疎地に移住して地域振興を担う総務省の「地域おこし協力隊」として16年4月に町に着任し、将来、町内で宿泊施設の運営を希望していた。町も古い街並みを生かした地域づくりを進めていたため、中谷さんに古民家の活用を持ちかけた。

 町は、18年9月から約1500万円かけて改修。母屋(同153平方メートル)1階に宿泊客が自炊できるキッチン、トイレ、シャワー室、住民や宿泊者同士の交流場所となる8畳と6畳の和室を配置した。2階に1~3人が宿泊できる個室3部屋を備え、定員は最大7人となる。宿で使う食器類は町内の飲食店が提供、屋内のペンキ塗りなども住民が協力した。

 中谷さんは「住民との交流を通じ、長年続いてきた地域の暮らしを知ってもらいたい」と考え、住民の協力で、特産のつるし柿作りや梅など農産物の収穫、酒造りといった体験プランを企画している。

 大学時代に自転車で国内を一周した経験から「地方とかかわりのある仕事がしたい」との思いを持ったという。協力隊員としての活動で、地域のコミュニティーが残りながら、外から来た人も温かく迎える同町が好きになった。任期が終わる3月末以降も宿の管理人として町に残る。

 「宿泊客には、ここを第二の実家と思って利用してもらいたい。旅人が喜べば、住民の自信や誇りにつながり、地域の活性化に役立つことができる」と話す。

 宿は主に週末の金曜と土曜に1~2泊で受け付ける予定で、料金は検討中。問い合わせは、町観光まちづくり課(0778・47・8013)。

107274 0 ニュース 2019/01/23 05:00:00 2019/01/23 11:10:13 2019/01/23 11:10:13 古民家の宿として2月下旬にオープン予定の「玉村屋」(南越前町今庄で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190122-OYTNI50066-T.jpg?type=thumbnail

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