ハウカ君 一筆啓上大賞

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 ◇大関小2年 校長に心遣い伝える

 ◇校長先生へ

  校長しつでいつもなにをしていますか。

  きゅうしょく一人でたべてさみしく

  ないですか。

 「先生」をテーマに入賞作品が発表された「第26回一筆啓上賞」(坂井市、丸岡文化財団主催)で、県内からは坂井市立大関小2年、ハウカ乃瑛琉のえる君(8歳、応募当時7歳)の作品「校長先生へ」が、大賞(5点)に選ばれた。校長室で一人仕事をする姿が「寂しそうに見えた」という、浜辺弘一校長(58)への心遣いをしたためた。早速、浜辺校長に受賞を報告し「次は一緒に給食を食べよう」と約束した。

 <校長しつでいつもなにをしていますか。きゅうしょく一人でたべてさみしくないですか。>

 父親がカナダ出身のハウカ君。昨年度は教頭だった浜辺校長から週3回、体育の授業を受け、「優しいけれど、怒ると厳しい」と思っていた。今年度、校長に就任すると、朝の登校時にあいさつする以外に、会うことが少なくなった。

 通りかかった時に校長室をのぞくと、浜辺校長は書類を作ったり、一足早く給食を食べていたりしているが、「いつも一人で寂しくないのかな」。夏休みの宿題だった一筆啓上賞への応募で、その疑問を素直に書いた。受賞の知らせに「うれしい」とはにかんだ。

 報告を受けた浜辺校長は「直接子どもたちと触れ合う機会が減って、寂しいところはある。そんなところを見抜いてくれたんですね」と喜んだ。ハウカ君を校長室に招き「学校だよりを作って、地域の人たちに、皆の様子をお知らせするんだよ」「皆の給食が安全かを確認する『検食』というお仕事をしているんだよ」と仕事の疑問に答えた。

 「はい、わかりました」と笑顔で答えたハウカ君。「今度は教室でみんなと給食を食べてほしい。そのときには、(なわとびの)二重跳びができるようになったと報告したい」と話した。

 坂井市の高椋コミュニティセンターで開かれた入賞者発表会では、大賞など入賞作品40点を、市立丸岡南中の5人が朗読した。

 選考委員の詩人、佐々木幹郎さんは、ハウカ君の作品を「なかなか言葉を交わせない相手に、手紙を通じて何とか触れたい、というかわいらしい思いが伝わってくる」と評した。シンガー・ソングライターの小室等さんは「教師による体罰やいじめの見過ごしが問題となっているが、作品から素敵な関係がたくさんあると教わり、救われた気持ちになった」と話した。

 入賞者の顕賞式は、4月21日に同センターで行われる。

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303788 0 ニュース 2019/01/26 05:00:00 2019/01/28 13:32:42 2019/01/28 13:32:42

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