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運転技能を評価する装置を付けた山内記者(越前市で)
運転技能を評価する装置を付けた山内記者(越前市で)

県警、今年度 評価システム導入

 県内で昨年、交通事故死者数が急増し、人口比で全都道府県中2番目に多かったことが県警のまとめでわかった。中でも高齢のドライバーが亡くなる事故が多く、県警は今年度、ブレーキを踏むタイミングなどの運転技能を客観的に把握できるシステムを導入して安全対策に乗り出す。

 県警交通企画課によると、2020年の死者数は前年比10人増の41人で、人口10万人あたりの死者数は5・34人。香川県に次いで多く、前年の12番目から大幅に悪化した。死者のうち高齢者は前年比13人増の31人と4分の3を占め、この半数は高齢者自身が車やバイクのドライバーだった。今年1月に行われた署長会議で遠藤顕史本部長は、「高齢運転者の対策や歩行中の高齢者の事故防止が喫緊の課題だ」と強調した。

 対策として導入を決めたのが「運転技能自動評価システム」。ドライバーの体や車にセンサーを取り付け、車の速度や運転動作を計測。スピードを出し過ぎていないか、左右の安全確認は十分か――などを数値で表す。

 今後、高齢者に呼びかけて希望者に体験してもらう予定で、県警は「数値化されることで運転の癖に気付き、安全運転を心掛けるきっかけになる」と期待する。計測したデータはドライバー本人に伝えるだけでなく、集計して高齢ドライバーの傾向を把握し交通安全教室などで活用していく。

 県警はほかに、動画投稿サイト「ユーチューブ」の県警公式チャンネルなどを活用した啓発活動や、幼児や児童への交通安全教室も実施する。

無意識の癖指摘や助言…本紙記者が体験

 普段、取材で車を運転する記者(24)が、このシステムを使って試験的に行われた運転講習会に参加してみた。

 首の動きを感知するセンサーを載せた帽子をかぶり、右足にはブレーキとアクセルの操作を記録する装置をベルトで固定。マイカーにGPS(全地球測位システム)を取り付け、越前市内の道路を運転した。

 速度の出し過ぎや人の飛び出しに注意し、交差点に差し掛かる場所では左右をよく確認した。左折時の巻き込みも確認した。

 結果を記したスコアシートによると、「スピード・一時停止」「左方確認」の2項目で高得点だったが、「右方確認」の点数は良くなかった。しっかり確認したつもりだったが、担当者からは、「首を動かすだけの確認では不十分。右肩を動かすようにすれば、自然と十分な確認ができる」と指摘された。

 意識したことのない癖に気付くことができ、具体的な解決策までもらえた。悲惨な事故がなくなるきっかけになればいいと思った。(山内浩平)

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1963264 0 ニュース 2021/04/06 05:00:00 2021/04/06 05:00:00 2021/04/06 05:00:00 装置を装着してもらう記者(越前市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210405-OYTNI50016-T.jpg?type=thumbnail

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