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グリフィス 日本学者の原点

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明治期 福井藩校で教べん

郷土歴史博物館 講義記録や春嶽の書簡展示

 明治初期に福井藩の教師として活躍した米国人ウィリアム・エリオット・グリフィス(1843~1928年)の福井訪問150年を記念した特別展「グリフィスが見た明治の福井」が、福井市宝永の市立郷土歴史博物館で開かれている。福井での足跡や人々との交流を示す資料が展示され、帰国後、屈指の日本学者として知られたグリフィスの原点がうかがえる。5月5日まで。(長沢勇貴)

松平春嶽がグリフィスに送った片仮名の手紙(福井市で)
松平春嶽がグリフィスに送った片仮名の手紙(福井市で)

 グリフィスは福井藩初の留学生・日下部太郎に、米国でラテン語を指導した縁で来日。1871年(明治4年)に福井を訪れて約10か月間滞在し、藩校・明新館で英語や化学などを教えた。実験中心の授業は当時としては画期的で、最先端の化学理論を教えた。世界で初めてイチョウに精子が存在することを確認した植物学者・平瀬作五郎ら多くの後進の育成にも貢献した。

 会場には、福井藩と交わした雇用契約書や講義の記録のほか、幕末の福井藩主・松平春嶽しゅんがくが、漢字が苦手なグリフィスのために片仮名でつづった書簡など54点の資料が展示されている。

 グリフィスは帰国後、福井での体験をつづった書物を出版し、日本の歴史や文化を欧米に伝えた。

 晩年の1927年(昭和2年)に再び福井を訪れた際の写真には、第1次世界大戦後で日米関係が悪化していたにもかかわらず、歓迎する人々の姿が写っており、絆の強さがうかがえる。

 企画した山田裕輝学芸員は、「グリフィスの日本学者としての原点が、福井を舞台に繰り広げられた心温まる国際交流だったことを知ってもらいたい」と話している。

 午前9時から午後7時(入館は午後6時30分)まで。大人700円、高校生、大学生500円、中学生以下と70歳以上は無料。期間中は無休。問い合わせは同館(0776・21・0489)。

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2012750 0 ニュース 2021/04/27 05:00:00 2021/04/27 05:00:00 2021/04/27 05:00:00 松平春嶽がグリフィスに送った手紙(福井市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210426-OYTNI50009-T.jpg?type=thumbnail

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