エレキギター桐ボディー 大木の箪笥メーカー

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桐を使って製作したギターを手にする加島功一さん(左)と協力した西村さん
桐を使って製作したギターを手にする加島功一さん(左)と協力した西村さん

 大木町三八松の桐箪笥きりたんす専門メーカー「総桐箪笥和光」(加島清治社長)が、ボディーに桐を使ったエレキギターを製作した。桐を素材にしたギターは珍しく、一般の製品よりも軽くて、音質も上々の仕上がり。同社は演奏の無料体験や貸し出しなどを通じて「桐の良さを知ってもらうきっかけにしたい」と期待している。(相川靖)

 発案したのは、加島社長の長男で、音楽イベントの企画や音響エンジニアとして楽曲制作などの事業に携わる常務の功一さん(36)。20歳の頃、趣味で試作した経験があり、設計データに応じて自在に木材を加工できる機械が導入されたことから、本格的な製作を思い立ったという。

 材料には、桐のなかでも最高級とされ、硬くて丈夫な北米産を使用し、「TLタイプ」と呼ばれる形状のボディーにした。ネック材は、桐では軟らかすぎるため一般的なメイプル材にした。筑後市上北島で楽器修理業を営む西村大志さん(27)の協力を得て、ネックの取り付けや電装関係などの組み込みを進め、約3か月で完成させた。

 桐は琴に使われてきた素材でもあり、しっかりした繊維質があって弦と共振しやすいという特性があり、明瞭な音質を実現した。さらに、一般の製品が重さ3~4キロなのに対し、2・6キロと軽く、長時間のレコーディングなどでの負担軽減も期待している。

 軟らかい材質で傷が入りやすいため、個人では維持管理が難しいとみて、販売は見送った。3月1日から本社で展示し、4月15日から無料で演奏できる(完全予約制)。5月以降にこのギターを使用したデモ音源の制作を始める。

 今夏からはプロ向けに有料で貸し出す方向で準備を進めている。湿気に強い桐箪笥の特長を生かし、ギターの長期保管に向いた桐箪笥の制作も目指すという。

 問い合わせは同社(0944・33・1421)へ。

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462432 0 ニュース 2019/02/26 05:00:00 2019/02/26 05:00:00 2019/02/26 05:00:00 ボディーに桐を使って製作したギターを手にする加島功一さん(左)と協力した西村さん https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190226-OYTNI50000-T.jpg?type=thumbnail

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