子育て 見方変え前向きに 短所を長所に言い換えカード

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カードを見ながら言葉の言い換えを考えるイベント参加者たち
カードを見ながら言葉の言い換えを考えるイベント参加者たち

 子育て支援に取り組む福岡市のNPO法人「ペアレント・スキルアップ福岡」は、マイナス思考に陥りがちな親の視点を切り替えるためのカード「ワタシのミカタ」を制作した。親子や子育て仲間と楽しみながら、親自身や子どもの長所に目を向けてもらうのが目的だ。(島田愛美)

 カードは60枚入り。表には人の性格上の「短所」が書かれ、裏にはそれを「長所」に言い換えた言葉が書かれている。例えば「反抗的」の裏は「自分の考えをハッキリ言える」、「グズ」の裏は「先を急がず物事にじっくり取り組む」といった具合だ。

 使い方は簡単。表向きにカードを並べ、自分や我が子などに当てはまると感じる短所を選ぶ。その言葉を肯定的に言い換えるとどんな言葉になるかを考えてから、めくって確認する。前向きに考える力が養われ、心に余裕を持てるようになるという。

 別の視点で物事を捉え直すことによって、気分や感情が変わることを、心理学の用語で「リフレーミング」と呼ぶ。カードはその手法を応用した。

 「ペアレント・スキルアップ福岡」は、子育て経験のある女性たちが1994年に設立し、2009年に法人化。親子間のコミュニケーションを学ぶ講座や、子育て上の悩みを語り合うカフェを開く中で、「いい親にならなければと気負いすぎて、自分や我が子の欠点ばかりが気になってしまう親が多い」と感じてきた。

 そこで、親たちが悩みがちな60のキーワードを集め、どのように変換するかを考えた。カードの名称には、「『見方』を変えて自分自身の『味方』でいてほしい」との思いを込めた。

 カードは2000円(税込み)で今月14日に発売。同日に福岡市内で開いた子育て支援イベントで披露した。体験した同市東区の作業療法士、今長谷多代さん(48)は「自分は子どもたちに厳しすぎるのではないかと悩んでいたが、カードに『真面目で責任感がある』とあって気が楽になった」と笑顔で話した。

 同法人理事長の佐藤由美さん(59)は「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の普及などで、対人関係に疲弊している人が増えている。自己肯定感を高めて、心を楽にするのに役立ててほしい」と話す。問い合わせは同法人(090・7467・9859)へ。

■カードで取り上げた「短所」と 言い換えた「長所」の例 

▽集中力がない→好奇心がいっぱい

▽気が弱い→人を大切にできる優しさがある

▽落ち着きがない→いろんなことに目が行き行動的

▽人づきあいが下手→無理せず自分の世界を大切にしている

▽無理をしている→期待に応えようと頑張っている

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660897 0 ニュース 2019/06/28 05:00:00 2019/06/28 05:00:00 2019/06/28 05:00:00 リフレーミングカードに挑戦する市民ら https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/06/20190627-OYTNI50033-T.jpg?type=thumbnail

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