コーヒー 日本とベトナムの懸け橋 福岡の事業者、収益で学習支援

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

「子どもたちの力になりたい」と語る西島さん
「子どもたちの力になりたい」と語る西島さん

 ベトナムのコーヒー豆を販売している福岡市西区の「日の出珈琲コーヒー」が、売り上げの一部をベトナムの子どもたちの学習支援に役立てる活動を3年前から続けている。代表の西島銀次朗さん(34)は「勉強する子どもたちのまっすぐな目を見るのがうれしい。この活動が日本とベトナムの懸け橋となれば」と力を込める。(谷口京子)

 日の出珈琲は、収益の2%を、ベトナム中南部の高原地帯の都市ダラットにある児童養護施設で暮らす親のいない子どもらの支援に充てている。施設では文房具や教材が不足しているため、鉛筆や消しゴム、現地の学校で使われる教科書などを毎年寄付。西島さんらは年に数回施設を訪問し、勉強を教えたり、一緒に絵を描いたりする活動も続けている。時には、ラジオ体操などの日本の文化や音楽も教えているそうだ。

 ベトナムは世界屈指のコーヒー豆の産地。西島さんは福岡市内の高校を卒業後、留学先のオーストラリアで知り合ったベトナム出身の友人の紹介でダラットにあるコーヒー農園を訪れ、有機栽培された豆の味や香りに魅了された。2016年4月に起業し、現在は3人の仲間とともに、豆の輸入や商品企画、営業などを手がけている。

 西島さんは留学前の20歳の頃、ダラットの児童養護施設で1か月間、子どもの遊び相手になったり掃除をしたりするボランティアをした経験があるという。起業後も、農園を訪れる道中で路上生活をする孤児を目にし、「何か自分にできることはないか」と考えるようになった。

 日の出珈琲では、ヘーゼルナッツと一緒に焙煎ばいせんする独自手法を用いている。豊かな香りとすっきりとした甘みが自慢で、県内だけでなく、熊本、鹿児島などのスーパーや飲食店とも取引がある。イベントなどでベトナムでの活動を紹介しながら販売すると、「社会貢献に関わりたい」と賛同して購入する客もいるという。

 西島さんは「施設の子どもたちは皆、難しい現実に直面している。将来、彼らが日の出珈琲の現地スタッフとして働けるような雇用の仕組みを作るのが目標」と話す。

 来年6月に4回目の寄付を行う予定。活動への問い合わせは日の出珈琲(info@hinodecoffee.online)へ。

無断転載禁止
829534 0 ニュース 2019/10/05 05:00:00 2019/10/05 05:00:00 2019/10/05 05:00:00 「ベトナムに貢献したい」と語る西島さん https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/10/20191004-OYTNI50019-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

 


東京オリンピックパラリンピックオフィシャル新聞パートナー

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
The Japan News
発言小町
OTEKOMACHI
ささっとー
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ