ボタ山の風景忘れないで 飯塚の画家、作品贈る

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上野議長(左)に作品を手渡す坂本さん
上野議長(左)に作品を手渡す坂本さん

 飯塚美術協会長を務めた画家、坂本法観ほうかんさん(92)(飯塚市西町)が15日、「筑豊富士」と呼ばれる飯塚市の旧住友忠隈炭鉱のボタ山と市花コスモスを描いた風景画を市議会に贈った。作品を見た上野伸五議長が「議会応接室に飾りたい」と申し入れ、坂本さんも「長年お世話になった古里のために何か残しておきたい」と快諾した。

 坂本さんは同市出身。戦前、満蒙開拓団として家族で満州(現中国東北部)に渡った。1946年に日本に引き揚げたが、両親と姉1人を満州で亡くしたという。戦後は寺の住職をしながら同市出身の洋画家、斧山万次郎さん(故人)らに油絵を学び、県美術展覧会で入賞・入選を重ねてきた。

 寄贈した風景画はP6号(横41センチ、縦27・3センチ)サイズの油絵。手前に穂波川の河川敷に咲き誇るピンクや白のコスモス、奥に筑豊富士の三つのボタ山がそびえる風景を描いた。4月初めに現地を訪れてスケッチし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛中に完成させた。

 市役所を訪れ、上野議長に作品を手渡した坂本さんは「日本の戦後復興を支えたのが石炭。その象徴であるボタ山を忘れないでほしいとの願いを込めて描いた」と話した。

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1279001 0 ニュース 2020/06/16 05:00:00 2020/06/16 05:00:00 2020/06/16 05:00:00 上野議長(左)に作品を手渡す坂本さん https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/06/20200615-OYTNI50005-T.jpg?type=thumbnail

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