直方に少女の林芙美子像 来年没後70年、6月除幕へ

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林芙美子忌で文学碑の前に立つ能間会長(左)と片山さん
林芙美子忌で文学碑の前に立つ能間会長(左)と片山さん

 直方文化連盟は、直方市ゆかりの作家、林芙美子(1903~51年)のブロンズ像を同市の須崎町公園に建てる計画を進めている。芙美子の没後70年に当たる来年6月の除幕を目指す。同連盟は費用に充てるため、200万円を目標に寄付を募っている。

 芙美子は幼少の一時期を北九州や直方で過ごしたとされる。代表作の自伝的小説「放浪記」には、「直方の町は明けても暮れてもすすけて暗い空であった」などと記され、養父と母親の3人で木賃宿に滞在しながら扇子やあんパンを売り歩いた日々などが描かれている。

 須崎町公園には、放浪記の一節「私は古里を持たない。旅が古里であった」を刻んだ文学碑が立つ。直方文化連盟の前身「直方文化連合会」が中心となり、1981年に市制50周年記念協賛事業として建てた。同連盟は毎年、芙美子の命日に当たる6月28日の前後に碑の前で「林芙美子忌」を催すなど顕彰を続けている。

 ブロンズ像は、連盟が今年12月に創立65周年を迎えることから記念事業として計画。須崎町公園は市有地のため、市の協力を得て文学碑のそばに建てる。少女時代の芙美子をイメージした高さ1メートル余りの像になる予定で、JR直方駅前の「大関魁皇像」を手がけた彫刻家、片山博詞ひろしさん(56)(福岡市)に制作を依頼した。制作費は約250万円を見込み、寄付と連盟の予算で賄う。

 6月28日に行われた今年の林芙美子忌には、連盟の会員に加え、片山さんも参加。文学碑への献花や放浪記の一節の朗読などで芙美子をしのんだ。片山さんは「苦しい日々の中でも夢を持って明るく生きようとしていた少女時代の芙美子を感じてもらえるような像にしたい」と話した。

 連盟の能間瀧次りゅうじ会長(73)は「大衆に寄り添い続けた芙美子の文学の原点は直方にある。これからも直方とのつながりを語り継いでいきたい」と話している。寄付は1口2000円。問い合わせは直方文化連盟事務局(0949・22・4647)へ。

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1314059 0 ニュース 2020/07/02 05:00:00 2020/07/02 05:00:00 2020/07/02 05:00:00 林芙美子忌で文学碑の前に立つ能間会長(左)と片山さん https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/07/20200701-OYTNI50024-T.jpg?type=thumbnail

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